休眠状態のデバイスは、古くなった設定やパッチ未適用の脆弱性など、セキュリティリスクをもたらします。定期的な監視と更新が行われていないこれらの古いデバイスは、悪用の標的となる可能性があり、テナントの完全性とデータの機密性が侵害される恐れがあります。

休眠状態のまたは古くなったデバイスとは、指定された期間 (デフォルトでは 90 日間、オプションによりカスタマイズ可能)、サインインが実行されていないために非アクティブになっているデバイスアカウントのことです。
休眠状態のデバイスは、次のようなセキュリティリスクと運用の複雑化をもたらす可能性があります。
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<li>アタックサーフェスの増大: 廃止されている設定とパッチ未適用の脆弱性を持つ休眠状態のデバイスは、最近のアップデートで対処されているエクスプロイトに対して脆弱になります。</li>
<li>侵害がさらに容易になる: 攻撃者は完全なテナント侵害を容易に行い、機密情報への不正アクセスを取得できます。</li>
<li>監査: コンプライアンス監査で問題が指摘されます。</li>
<li>リソース消費: ライセンスで不要なコストが発生します。</li>
<li>パフォーマンスの低下: 不要なデバイスライトバックのために Microsoft Entra Connect 同期の所要時間が長くなる。</li>
</ul>
関連 IoE [使用されたことがないデバイス] も考慮してください。この IoE は、事前作成されたものの 1 度も使用されていないすべてのデバイスを特定します。
注意:
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<li>この IoE は、<code>approximateLastSignInDateTime</code> プロパティに依存していますが、このプロパティは<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/devices/manage-stale-devices#:~:text=If%20the%20delta%20between%20the%20existing%20value%20of%20the%20activity%20timestamp%20and%20the%20current%20value%20is%20more%20than%2014%20days%20(%2B/%2D5%20day%20variance)%2C%20the%20existing%20value%20is%20replaced%20with%20the%20new%20value">リアルタイムで更新されません</a>。時間差が 14 日 (+/-5 日) 以上になって初めて、最新の値に更新されます。</li>
<li>このため、Microsoft は「<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/devices/manage-stale-devices#why-is-the-timestamp-not-updated-more-frequently">一部のアクティブなデバイスでタイムスタンプが空白になる場合があること</a>」を認めています。このような場合は、デバイス上でより頻繁に起きている更新を特定するために、サインイン監査ログを使用したさらなる調査が必要です。</li>
</ol>

検出

休眠状態のデバイス

LOW

バージョン 202411071130