更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 7で利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中と評価しています。詳細な重要度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。X11（Xorg）ライブラリは、ライブラリルーチンを提供するもので、すべてのX Windowアプリケーション内で使用されます。次のパッケージが新しいアップストリームバージョンにアップデートされました：libX11 (1.6.5)、libXaw (1.0.13)、libXdmcp (1.1.2)、libXfixes (5.0.3)、libXfont (1.5.2)、libXi (1.7.9)、libXpm (3.5.12)、libXrandr (1.5.1)、libXrender (0.9.10)、libXt (1.1.5)、libXtst (1.2.3)、libXv (1.0.11)、libXvMC (1.0.10)、libXxf86vm (1.1.4)、libdrm (2.4.74)、libepoxy (1.3.1)、libevdev (1.5.6)、libfontenc (1.1.3)、libvdpau (1.1.1)、libwacom (0.24)、libxcb (1.12)、libxkbfile (1.0.9)、mesa (17.0.1)、mesa-private-llvm (3.9.1)、xcb-proto (1.12)、xkeyboard-config (2.20)、xorg-x11-proto-devel (7.7) （BZ#1401667、BZ#1401668、BZ#1401669、BZ#1401670、BZ#1401671、BZ#1401672、BZ#1401673、BZ#1401675、BZ#1401676、BZ#1401677、BZ#1401678、BZ#1401679、BZ#1401680、BZ#1401681、BZ#1401682、BZ#1401683、BZ#1401685、BZ#1401690、BZ#1401752、BZ#1401753、BZ#1401754、BZ#1402560、BZ#1410477、BZ#1411390、BZ#1411392、BZ#1411393、BZ#1411452、BZ#1420224）セキュリティ修正プログラム：* libXpmにヒープベースのバッファオーバーフローにつながる整数オーバーフローの欠陥が見つかりました。攻撃者はこの欠陥を利用して、特別に細工されたXPMファイルを介してlibXpmを使用し、アプリケーションをクラッシュさせる可能性があります。（CVE-2016-10164）* libXdmcpが弱いエントロピーを使用してセッションキーを生成することが発見されました。xdmcpを使用するマルチユーザーシステムでは、ローカルの攻撃者がプロセスリストから入手可能な情報を使用して、総当たり攻撃でキーを探し当て、他のユーザーのセッションを乗っ取る可能性があります。（CVE-2017-2625）* libICEは弱いエントロピーを使用してキーを生成することが発見されました。ローカルの攻撃者はプロセスリストから入手可能な情報を使用して、セッションハイジャックにこの欠陥を使用する可能性があります。（CVE-2017-2626）Red Hatは、CVE-2017-2625とCVE-2017-2626を報告してくれたEric Sesterhenn氏（X41 D-Sec GmbH）に感謝の意を表します。追加の変更：このリリースの変更に関する詳細については、「参照」セクションからリンクされているRed Hat Enterprise Linux 7.4リリースノートを参照してください。

検出

CentOS 7：libICE/libX11/libXaw/libXcursor/libXdmcp/libXfixes/libXfont/libXfont2/etc（CESA-2017:1865）

critical Nessus プラグイン ID 102740

バージョン 3.9