glibc のこの更新は、次のセキュリティ問題を修正します：

  - CVE-2017-18269：i386用のSSE2最適化memmove実装では、ソースメモリの範囲がアドレス空間の中央をまたがっている場合に、重複メモリチェックを正しく実行しません。これにより、コピー操作によって破損データが生成されます。これにより、コンテキストに依存する攻撃者に情報が漏洩する可能性があり、その結果サービス拒否またはコード実行が引き起こされる可能性があります（bsc#1094150）。

  - CVE-2018-11236：realpath関数に指定された非常に長いパス名引数を処理する際に、32ビットアーキテクチャで整数オーバーフローを防ぎます。このオーバーフローにより、スタックベースのバッファオーバーフローが引き起こされます（bsc#1094161）。

  - CVE-2018-11237：mempcpy関数のAVX-512最適化実装により、ターゲットバッファを超えてデータが書き込まれ、__mempcpy_avx512_no_vzeroupperで
    バッファオーバーフローが発生する可能性があります（bsc#1092877、bsc#1094154）。

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをSUSEセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、そこに新しい問題を追加することはせずに、できる限り自動的に整理と書式設定をするようにしています。

検出

SUSE SLED15 / SLES15セキュリティ更新プログラム：glibc（SUSE-SU-2018:1991-1）

critical Nessus プラグイン ID 120053

バージョン 1.5