カーネルの更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 6で利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高と評価しています。詳細な重要度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。カーネルパッケージにはLinuxオペレーティングシステムのコアであるLinuxカーネルが含まれています。セキュリティ修正プログラム：* kernel：MIDIドライバーの競合状態による二重解放（CVE-2018-10902）影響、CVSSスコア、謝辞、その他の関連情報を含むセキュリティの問題の詳細については、「参照」セクションに記載されているCVEのページを参照してください。バグ修正プログラム：* 以前は、バックポートされたアップストリームパッチが、ページフォールトハンドラー動作の変更の原因となっていました。その結果、GNU Compiler Collection（GCC）バージョン4.4.7でコンパイルしたアプリケーションでは、64K制限を超えるスタックアクセスが生成されることがありました。このようなアプリケーションを実行すると、セグメンテーション違反が発生します。この更新プログラムでは、ページフォールトハンドラーの64k制限チェックが削除されました。その結果、前述のシナリオで影響を受けるアプリケーションを実行しても、セグメンテーション違反を引き起こすことはなくなります。この制限チェックを削除しても、カーネル自体の整合性には影響しません。（BZ＃1644401）

検出

RHEL 6：カーネル（RHSA-2019:0415）

high Nessus プラグイン ID 122463

バージョン 1.8