libplistは、AppleバイナリおよびXMLプロパティリストフォーマットを読み書きするためのライブラリです。これはlibimobiledeviceスタックの一部であり、iDevices（iPod、iPhone、iPadなど）へのアクセスを提供します。

CVE-2017-5209

base64.cのbase64decode関数により攻撃者は、分割エンコードされたAppleプロパティリストデータを介して、プロセスメモリから秘密情報を取得したり、サービス拒否（バッファーオーバーリード）を引き起こしたりする可能性があります。

CVE-2017-5545

plistutil.cのmain関数により攻撃者は、短すぎるAppleプロパティリストデータを介して、プロセスメモリから秘密情報を取得したり、サービス拒否（バッファーオーバーリード）を引き起こしたりする可能性があります。

CVE-2017-5834

bplist.cのparse_dict_node関数により攻撃者は、細工されたファイルを介して、サービス拒否（領域外ヒープ読み取りおよびクラッシュ）を引き起こす可能性があります。

CVE-2017-5835

libplistにより攻撃者は、オフセットサイズが0のベクトルを介して、サービス拒否（大量メモリの割り当ておよびクラッシュ）を引き起こす可能性があります。

CVE-2017-6435

bplist.cのparse_string_node関数によりローカルユーザーは、細工されたplistファイルを介して、サービス拒否（メモリ破損）を引き起こす可能性があります。

CVE-2017-6436

bplist.cのparse_string_node関数によりローカルユーザーは、細工されたplistファイルを介して、サービス拒否（メモリ割り当てエラー）を引き起こす可能性があります。

CVE-2017-6439

bplist.cのparse_string_node関数で発生するヒープベースのバッファーオーバーフローによりローカルユーザーは、細工されたplistファイルを介して、サービス拒否（領域外書き込み）を引き起こす可能性があります。

CVE-2017-7982

bplist.cのplist_from_bin関数で発生する整数オーバーフローによりリモート攻撃者は、細工したplistファイルを介して、サービス拒否（ヒープベースのバッファーオーバーリードおよびアプリケーションクラッシュ）を引き起こす可能性があります。

Debian 8「Jessie」では、これらの問題はバージョン1.11-3+deb8u1修正されました。

libplist パッケージをアップグレードすることを推奨します。

注: Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Debian DLA-2168-1 : libplist セキュリティ更新

critical Nessus プラグイン ID 135190

バージョン 1.5