5.5.2までのLinuxカーネルで、drivers/tty/n_ttyのn_tty_receive_buf_common関数にメモリ解放後使用（use-after-free）の脆弱性があります。
（CVE-2020-8648）

ネスト化された（=1）仮想化が有効な場合にKVMハイパーバイザーがL2ゲストの命令エミュレーションを処理する方法に、欠陥が見つかりました。
命令エミュレーションで、L2ゲストがL0ハイパーバイザーを誘導して、L1ハイパーバイザーの機密ビットにアクセスさせる可能性があります。L2ゲストがこの欠陥を利用して、L1ハイパーバイザーの情報にアクセスする可能性があります。（CVE-2020-2732）

virtioネット（vhost-net）ドライバー用のHostカーネルアクセラレータのget_raw_socket()ルーチンで、スタックバッファーオーバーフローの問題が発見されました。これは、ictol(VHOST_NET_SET_BACKEND)を呼び出すとき、get_raw_socket()を介してカーネルスタック変数でソケット名を取得する時点で発生する可能性があります。「/dev/vhost-net'」デバイスに対するioctl(2)呼び出しを実行できるユーザーは、この欠陥を利用してカーネルをクラッシュさせ、結果としてDoSの問題が発生する可能性があります。（CVE-2020-10942）

検出

Amazon Linux AMI：カーネル（ALAS-2020-1360）

high Nessus プラグイン ID 135936

バージョン 1.6