リモートの Ubuntu 16.04 ESM / 18.04 ESM / 20.04 ESM ホストには、USN-6262-1 のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  - Wireshark 3.2.0～3.2.3、3.0.0～3.0.10、および 2.6.0～2.6.16 で、NFS ディセクタがクラッシュする可能性があります。この問題は、epan/dissectors/packet-nfs.c において、ファイルシステム上のディレクトリグラフのサイクルなど、過度な再帰を防ぐことによって解決されました。(CVE-2020-13164)

  - Wireshark 3.2.0～3.2.4 で、GVCP ディセクタが無限ループに陥る可能性があります。この問題は、epan/dissectors/packet-gvcp.c において、すべての状況でオフセットが増加するようにしたことで解決されました。(CVE-2020-15466)

  - Wireshark 3.2.0〜3.2.5 で、Kafka プロトコルディセクタがクラッシュする可能性があります。この問題は、epan/dissectors/packet-kafka.c において、LZ4 展開中の二重解放を回避することで解決されました。(CVE-2020-17498)

  - Wireshark 3.2.0～3.2.6、3.0.0～3.0.13、および 2.6.0～2.6.20 で、TCP ディセクタがクラッシュする可能性があります。この問題は、epan/dissectors/packet-tcp.c において、無効な 0xFFFF のチェックサムの処理方法を変更することによって解決されました。
    (CVE-2020-25862)

  - Wireshark 3.2.0～3.2.6、3.0.0～3.0.13、および 2.6.0～2.6.20 で、MIME マルチパート ディセクタがクラッシュする可能性があります。この問題は、epan/dissectors/packet-multipart.c において、無効な MIME パーツの割り当て解除を修正することで解決されました。(CVE-2020-25863)

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

検出

Ubuntu 16.04 ESM / 18.04 ESM / 20.04 ESM : Wireshark の脆弱性 (USN-6262-1)

high Nessus プラグイン ID 179061

バージョン 1.0