リモート Redhat Enterprise Linux 7 ホストに、RHSA-2018:2927 アドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

    Red Hat Satellite は、Linux ベースのインフラストラクチャ用のシステム管理ツールです。
    単一の集中型ツールで、多数のLinuxデプロイメントのプロビジョニング、リモート管理および監視を行うことができます。

    セキュリティ修正:

    * jackson-databind: 不完全なブラックリスト (CVE-2017-7525 に対する不完全な修正) による安全でない逆シリアル化 (CVE-2017-15095)

    * hornetq: XPath セレクターの XXE/SSRF (CVE-2015-3208)

    * bouncycastle: GCMBlockCipher の情報漏洩 (CVE-2015-6644)

    * bouncycastle: 署名の検証中に DSA が ASN.1 エンコーディングを完全に検証しないため、署名されていないデータが挿入される可能性があります。(CVE-2016-1000338)

    * bouncycastle: AESFastEngine クラスの情報漏洩 (CVE-2016-1000339)

    * bouncycastle: タイミング攻撃を介した DSA 署名生成の情報漏洩 (CVE-2016-1000341)

    * bouncycastle: ECDSA による署名の ASN.1 エンコーディングの不適切な検証 (CVE-2016-1000342)

    * bouncycastle: DHIES 実装により ECB モードが使用される可能性がある (CVE-2016-1000344)

    * bouncycastle: DHIES/ECIES CBC モードは、パディングオラクル攻撃に対して脆弱 (CVE-2016-1000345)

    * bouncycastle: 他者の DH 公開鍵が不完全に検証されている (CVE-2016-1000346)

    * bouncycastle: ECIES 実装により ECB モードが使用される可能性がある (CVE-2016-1000352)

    * logback: SocketServer と ServerSocketReceiver のシリアル化の脆弱性 (CVE-2017-5929)

    * python-django: ユーザーが提供した数字からなるリダイレクト URL を介したオープンリダイレクトと XSS 攻撃の可能性 (CVE-2017-7233)

    - hibernate-validator: セキュリティマネージャーで実行しているときの権限昇格 (CVE-2017-7536)

    * puppet: puppet-agent における環境漏洩 (CVE-2017-10690)

    * Satellite 6: ディスカバリールールフィルターの自動補完機能の XSS (CVE-2017-12175)

    * foreman: Fact の名前または値における格納型 XSS (CVE-2017-15100)

    *pulp: API を通じて漏洩された機密の認証情報 (CVE-2018-1090)

    * foreman: ウィジェット id パラメーターの不適切な処理による SQL インジェクション (CVE-2018-1096)

    * foreman: foreman API によって漏洩された Ovirt 管理者パスワード (CVE-2018-1097)

    * django:「urlize」および「urlizetrunc」を使用した正規表現の致命的なバックトラック (CVE-2018-7536)

    * django:「truncatechars_html」および「truncatewords_html」を使用した正規表現の致命的なバックトラック (CVE-2018-7537)

    * guava: AtomicDoubleArray および CompoundOrdering クラスの無制限メモリ割り当てにより、リモートの攻撃者がサービス拒否を引き起こす可能性があります (CVE-2018-10237)

    * bouncycastle: math.raw.Nat??? でのキャリープロパゲーションバグの発生クラス (CVE-2016-1000340)

    * bouncycastle: DSA キーペアジェネレーターがデフォルトで脆弱な秘密鍵を生成 (CVE-2016-1000343)

    * puppet: tar/mini.rb の tarballs の解凍により、アクセス許可が安全でないファイルが作成される可能性がある (CVE-2017-10689)

    * bouncycastle: BKS-V1 キーストアファイルは、軽微なハッシュ衝突に対して脆弱 (CVE-2018-5382)

    影響、CVSS スコア、その他の関連情報を含むセキュリティの問題の詳細については、「参照」セクションに記載されている CVE のページを参照してください。

    Red Hat は、CVE-2017-15095 を報告してくれた Liao Xinxi 氏 (NSFOCUS)、CVE-2017-7233 と CVE-2018-7536 と CVE-2018-7537 を報告してくれた Django プロジェクトに感謝の意を表します。CVE-2017-7536 の問題は Gunnar Morling 氏 (Red Hat) により発見され、CVE-2018-1096 の問題は Martin Povolny 氏 (Red Hat) により発見されました。Red Hat は、CVE-2015-3208 を報告してくれた David Jorm 氏 (IIX Product Security) に感謝の意を表します・

    追加の変更

    この更新プログラムでは複数のバグが修正され、さまざまな拡張機能が追加されます。これらの変更に関するドキュメントは、「参照」セクションにリンクされているリリースノートのドキュメントから入手できます。

Tenable は、前述の記述ブロックを Red Hat Enterprise Linux セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

CorelightのJon Siwek氏による報告: 

対処済みのサービス拒否の脆弱性を以下に示します。

- BinPACにより生成されるパーサーコードとBroアナライザーコードにおける整数型の不一致により、危険な整数変換が原因で、細工されたパケットデータによって分析ロジックで意図しないコードパスがとられる可能性があります。これにより、パーサーと分析ロジックはそれぞれ、異なるフィールドが解析されると期待することになります。Maksim Shudrak氏により報告された例では、KerberosアナライザーによるNULLポインターのデリファレンスが引き起こされます。この問題に対しCVE-2019-12175が割り当てられました。

- Kerberosパーサーにより、いくつかのフィールドが未初期化のままになるが、これらのフィールドは&optional属性でマークされておらず、さまざまな使用例では存在チェックが欠落していました。細工されたパケットデータによって、このような初期化されていないフィールドへのアクセス、ランタイムエラー/例外の生成、メモリリークが引き起こされる可能性があります。該当するKerberosフィールドに、存在チェックおよび&optional属性が追加されました。

- BinPACにより生成されるプロトコルパーサーには通常、他のパケット入力から長さが派生するフィールドが含まれています。増分解析を可能にするパーサーの場合、BinPACはフィールドの最大サイズを制限していなかったため、リモート制御のパケットデータによって、符号なし64ビット整数の数値制限によってのみ制限されていたBinPACのフローバッファが増大する可能性がありました。これによりメモリ枯渇を引き起こす可能性がありました。
現在は、flowbufferの最大許容サイズに対する一般的な制限があります。この制限を調整するには、「BinPAC::flowbuffer_capacity_max」を設定します。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
118185	RHEL 7: Satellite 6.4 (RHSA-2018:2927)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2018/10/18	2025/3/16	critical
125662	FreeBSD: bro -- 危険な整数変換による意図しないコードパスの実行の可能性（177fa455-48fc-4ded-ba1b-9975caa7f62a）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2019/6/3	2024/5/17	medium

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