Linux/Unix ホストには、ベンダーが提供するパッチが利用できない脆弱性の影響を受ける複数のパッケージがインストールされています。

  - Linux カーネルでは、以下の脆弱性が解決されています: octeontx2-pf: Fix the use of GFP_KERNEL in atomic context on rt The commit 4af1b64f80fb (octeontx2-pf: Fix lmtst ID used in aura free) uses the get/put_cpu() to protect the usage of percpu pointer in ->aura_freeptr() callback, but it also unnecessarily disable the preemption for the blockable memory allocation. The commit 87b93b678e95 (octeontx2-pf: Avoid use of GFP_KERNEL in atomic context) tried to fix these sleep inside atomic warnings. But it only fix the one for the non-rt kernel. For the rt kernel, we still get the similar warnings like below. BUG: sleeping function called from invalid context at kernel/locking/spinlock_rt.c:46 in_atomic(): 1, irqs_disabled(): 0, non_block: 0, pid: 1, name: swapper/0 preempt_count: 1, expected: 0 RCU nest depth: 0, expected: 0 3 locks held by swapper/0/1: #0: ffff800009fc5fe8 (rtnl_mutex){+.+.}-{3:3}, at: rtnl_lock+0x24/0x30 #1: ffff000100c276c0 (&mbox->lock){+.+.}-{3:3}, at:
    otx2_init_hw_resources+0x8c/0x3a4 #2: ffffffbfef6537e0 (&cpu_rcache->lock){+.+.}-{2:2}, at:
    alloc_iova_fast+0x1ac/0x2ac Preemption disabled at: [<ffff800008b1908c>] otx2_rq_aura_pool_init+0x14c/0x284 CPU: 20 PID: 1 Comm: swapper/0 Tainted: G W 6.2.0-rc3-rt1-yocto-preempt-rt #1 Hardware name: Marvell OcteonTX CN96XX board (DT) Call trace:
    dump_backtrace.part.0+0xe8/0xf4 show_stack+0x20/0x30 dump_stack_lvl+0x9c/0xd8 dump_stack+0x18/0x34
    __might_resched+0x188/0x224 rt_spin_lock+0x64/0x110 alloc_iova_fast+0x1ac/0x2ac iommu_dma_alloc_iova+0xd4/0x110 __iommu_dma_map+0x80/0x144 iommu_dma_map_page+0xe8/0x260 dma_map_page_attrs+0xb4/0xc0 __otx2_alloc_rbuf+0x90/0x150 otx2_rq_aura_pool_init+0x1c8/0x284 otx2_init_hw_resources+0xe4/0x3a4 otx2_open+0xf0/0x610 __dev_open+0x104/0x224
    __dev_change_flags+0x1e4/0x274 dev_change_flags+0x2c/0x7c ic_open_devs+0x124/0x2f8 ip_auto_config+0x180/0x42c do_one_initcall+0x90/0x4dc do_basic_setup+0x10c/0x14c kernel_init_freeable+0x10c/0x13c kernel_init+0x2c/0x140 ret_from_fork+0x10/0x20 Of course, we can shuffle the get/put_cpu() to only wrap the invocation of ->aura_freeptr() as what commit 87b93b678e95 does. But there are only two ->aura_freeptr() callbacks, otx2_aura_freeptr() and cn10k_aura_freeptr(). There is no usage of perpcu variable in the otx2_aura_freeptr() at all, so the get/put_cpu() seems redundant to it. We can move the get/put_cpu() into the corresponding callback which really has the percpu variable usage and avoid the sprinkling of get/put_cpu() in several places. (CVE-2023-53029)

Nessus は、ベンダーによって報告されたパッケージの存在に依存していることに注意してください。

リモートの SUSE Linux SLES15 / SLES_SAP15 ホストには、SUSE-SU-2025:1195-1 のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

    SUSE Linux Enterprise 15 SP4 カーネルが更新され、さまざまなセキュリティバグ修正が行われています。

    次のセキュリティバグを修正しました。

    - CVE-2022-49053：scsi：target：tcmu：潜在的なページ UAF を修正します（bsc#1237918）。
    - CVE-2022-49465：blk-throttle：bio が調整されているときに BIO_THROTTLED を設定します（bsc#1238919）。
    - CVE-2022-49739：gfs2：インライン inode の inode サイズを常にチェックします（bsc#1240207）。
    - CVE-2023-52935：mm/khugepaged：->anon_vma の競合を修正します（bsc#1240276）。
    - CVE-2024-53064: idpf: idpf_vc_core_init のエラーパスを修正します (bsc#1233558 bsc#1234464)。
    - CVE-2024-56651：can: hi311x：hi3110_can_ist()：潜在的な use-after-free を修正します（bsc#1235528）。
    - CVE-2024-58083：KVM：kvm_get_vcpu() でターゲット vCPU がオンラインであることを明示的に検証します（bsc#1239036）。
    - CVE-2025-21693：mm：zswap：CPU ホットアンプラグ中に適切に同期してリソースを解放します（bsc#1237029）。
    - CVE-2025-21714：RDMA/mlx5：暗黙の ODP use-after-free を修正します（bsc#1237890）。
    - CVE-2025-21732：RDMA/mlx5：エラーのある CQE につながる ODP MR の競合を修正します（bsc#1237877）。
    - CVE-2025-21753: btrfs: 中止されたトランザクションに参加しようとするときのメモリ解放後使用 (use-after-free) を修正 (bsc#1237875)。
    - CVE-2025-21772：パーティション：mac：偽造パーティションテーブルの処理を修正します（bsc#1238911）。


Tenable は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

リモートの SUSE Linux SLES15 / SLES_SAP15 ホストには、SUSE-SU-2025:1241-1 のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

    SUSE Linux Enterprise 15 SP5 カーネルが更新され、さまざまなセキュリティバグ修正が行われています。

    次のセキュリティバグを修正しました。

    - CVE-2022-49053：scsi：target：tcmu：潜在的なページ UAF を修正します（bsc#1237918）。
    - CVE-2022-49465：blk-throttle：bio が調整されているときに BIO_THROTTLED を設定します（bsc#1238919）。
    - CVE-2022-49739：gfs2：インライン inode の inode サイズを常にチェックします（bsc#1240207）。
    - CVE-2023-52935：mm/khugepaged：->anon_vma の競合を修正します（bsc#1240276）。
    - CVE-2024-53124：net：sk->sk_forward_alloc 周辺のデータ競合を修正します（bsc#1234074）。
    - CVE-2024-53176: smb: アンマウント中に、キャッシュされたすべての dir インスタンスが dentry を確実にドロップするようにします (bsc#1234894)。
    - CVE-2024-53178: smb: 再接続が open_cached_dir と競合する際に cfid を漏洩しません (bsc#1234895)。
    - CVE-2024-56651：can: hi311x：hi3110_can_ist()：潜在的な use-after-free を修正します（bsc#1235528）。
    - CVE-2024-57996: net_sched: sch_sfq: 1 パケット制限を許可しません (bsc#1239076)。
    - CVE-2024-58013：Bluetooth： MGMT：mgmt_remove_adv_monitor_sync の slab-use-after-free 読み取りを修正（bsc#1239095）。
    - CVE-2024-58014: wifi: brcmsmac: wlc_phy_iqcal_gainparams_nphy() にゲイン範囲チェックを追加しました (bsc#1239109)。
    - CVE-2025-21693：mm：zswap：CPU ホットアンプラグ中に適切に同期してリソースを解放します（bsc#1237029）。
    - CVE-2025-21718: net: rose: ユーザースレッドに対するタイマーの競合状態を修正しました (bsc#1239073)。
    - CVE-2025-21772：パーティション：mac：偽造パーティションテーブルの処理を修正します（bsc#1238911）。
    - CVE-2025-21780: drm/amdgpu: smu_sys_set_pp_table() のバッファオーバーフローのアタッチを回避します (bsc#1239115)。


Tenable は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
244162	Linux Distros のパッチ未適用の脆弱性: CVE-2023-53029	Nessus	Misc.	2025/8/6	2025/9/30	medium
234182	SUSE SLES15 セキュリティ更新 : kernel (SUSE-SU-2025:1195-1)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2025/4/11	2025/9/24	high
234407	SUSE SLES15 セキュリティ更新 : kernel (SUSE-SU-2025:1241-1)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2025/4/15	2025/9/24	high

検出

プラグインの検索

medium

high

high