Entra セキュリティの既定値群が有効になっていない

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説明

Microsoft Entra ID セキュリティの既定値群は、ID 関連の一般的な脅威に対し、簡単に有効化できる Microsoft 推奨の保護を提供します。

セキュリティの既定値群は、2019 年 10 月以降のテナントでは自動有効化されていますが、古いテナントでは手動でアクティブ化する必要があります。条件付きアクセスポリシーとは異なり、Free を含め、すべての Microsoft Entra ID ティアで利用できます。

テナントで条件付きアクセスポリシーがアクティブ (「オン」状態) になっている場合、この IoE がセキュリティの既定値群を評価したり、検出結果を生成したりすることはありません。これは、同様の保護を提供することができる、カスタムの条件付きアクセスポリシーによってセキュリティが自主管理されていると推定されるからです。セキュリティの既定値群は、アクティブな条件付きアクセスポリシーと一緒に有効にすることはできません。他の IoE が特に条件付きアクセスポリシーに対応します。

Microsoft も、セキュリティを強化するために Microsoft Entra を構成するで、「Microsoft Entra ID セキュリティの既定値を有効にする」ことを推奨しています。

ソリューション

Tenable は、セキュリティの既定値群により強制施行されるセキュリティポリシーやデプロイメントに関する考慮事項を確認した後に、テナントのセキュリティの既定値群を有効にすることをお勧めします。これらの既定値群は、無料バージョンを含め、すべての Microsoft Entra ID ライセンスティアで提供されています。

より高い柔軟性を望む場合は、条件付きアクセスポリシーへの移行を検討してください。ただし、条件付きアクセスポリシーには Microsoft Entra ID P1 または P2 ライセンスが必要であることに注意してください。

インジケーターの詳細

名前: Entra セキュリティの既定値群が有効になっていない

コード名: ENTRA-SECURITY-DEFAULTS-NOT-ENABLED

深刻度: Medium

タイプ: Microsoft Entra ID Indicator of Exposure

MITRE ATT&CK 情報: