Google Chrome < 60.0.3112.78の複数の脆弱性(macOS)

high Nessus プラグイン ID 101981

概要

リモートのmacOSまたはMac OS XホストにインストールされているWebブラウザーは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのmacOSまたはMac OS XホストにインストールされているGoogle Chromeのバージョンは60.0.3112.78より前です。したがって、次の脆弱性による影響を受けます。- トランザクション中にカーソルが不適切に処理されているため、メモリ解放後使用(use-after-free)エラーがIndexedDBにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5091)- メモリ解放後使用(use-after-free)エラーがPPAPIコンポーネントにあるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5092)-詳細不明な欠陥がBlinkにあり、JavaScript警告を全画面モードで表示するとトリガーされます。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、ユーザーインターフェイスのコンポーネントを偽装する可能性があります。(CVE-2017-5093)-型の取り違え(Type Confusion)エラーが「Extensions Bindings」コンポーネントにあり、イベントフィルターを渡すときにトリガーされます。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5094)-ユーザー指定入力が不適切に検証されているため、オーバーフロー状態がPDFiumにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5095)-「Android intents」に関連する詳細不明な欠陥があるため、認証されていないリモートの攻撃者が、ユーザーの秘密情報を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2017-5096)-動詞配列が不適切に処理されているため、領域外読み取りエラーがSkiaにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-5097)- メモリ解放後使用(use-after-free)エラーがGoogle V8にあるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5098)-領域外書き込みエラーがPPAPIコンポーネントにあるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-5099)- メモリ解放後使用(use-after-free)エラーが「Chrome Apps」コンポーネントにあるため、認証されていないリモートの攻撃者が詳細不明な影響を及ぼす可能性があります。(CVE-2017-5100)- 複数の詳細不明な欠陥がOmniBoxコンポーネントにあるため、認証されていないリモートの攻撃者がアドレスバーのURLを偽装する可能があります。(CVE-2017-5101、CVE-2017-5105)- 初期化されていないメモリ使用の複数の欠陥がSkiaにあるため、認証されていないリモートの攻撃者が詳細不明な影響を及ぼす可能性があります。(CVE-2017-5102、CVE-2017-5103)- 複数の詳細不明な欠陥があるため、認証されていないリモートの攻撃者がユーザーインターフェイスのコンポーネントを偽装する可能性があります。(CVE-2017-5104、CVE-2017-5109)- OmniBoxに欠陥があり、任意のキリル文字を含むドメイン名がアドレスバーで表示されるとトリガーされます。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特別に細工されたドメイン名を介し、アドレスバーでURLを偽装する可能性があります。(CVE-2017-5106)- 浮動小数点の乗算が不適切に処理されているため、SVGフィルターコンポーネントに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、タイミング攻撃によりユーザー情報を抽出する可能性があります。(CVE-2017-5107)- 型の取り違え(Type Confusion)エラーがGoogle V8に存在し、認証されていないリモートの攻撃者が詳細不明な影響を与える可能性があります。(CVE-2017-5108)- 詳細不明な欠陥がPaymentsダイアログにあるため、認証されていないリモートの攻撃者がユーザーインターフェイスのコンポーネントを偽装する可能性があります。(CVE-2017-5110)- ユーザー指定入力が不適切に検証されているため、型の取り違え(Type Confusion)エラーがSQLiteにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-7000)Nessusはこれらの問題問題を利用しておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号のみに依存しています。

ソリューション

Google Chrome バージョン60.0.3112.78以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?36f62a15

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 101981

ファイル名: macosx_google_chrome_60_0_3112_78.nasl

バージョン: 1.8

タイプ: local

エージェント: macosx

公開日: 2017/7/26

更新日: 2019/11/12

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

Base Score: 6.8

Temporal Score: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2017-7000

CVSS v3

リスクファクター: High

Base Score: 8.8

Temporal Score: 7.7

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:google:chrome

必要な KB アイテム: MacOSX/Google Chrome/Installed

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2017/7/25

脆弱性公開日: 2017/2/27

参照情報

CVE: CVE-2017-5091, CVE-2017-5092, CVE-2017-5093, CVE-2017-5094, CVE-2017-5095, CVE-2017-5096, CVE-2017-5097, CVE-2017-5098, CVE-2017-5099, CVE-2017-5100, CVE-2017-5101, CVE-2017-5102, CVE-2017-5103, CVE-2017-5104, CVE-2017-5105, CVE-2017-5106, CVE-2017-5107, CVE-2017-5108, CVE-2017-5109, CVE-2017-5110, CVE-2017-7000

BID: 99950