Oracle Linux 6/7:Unbreakable Enterprise Kernel(ELSA-2017-3609)

high Nessus プラグイン ID 102773

概要

リモートのOracle Linuxホストに、1つ以上のセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

リモートのOracle Linux 6/7ホストに、ELSA-2017-3609アドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

-Xenのdrivers/xen/biomerge.cにあるxen_biovec_phys_mergeable関数により、ローカルのOSゲストユーザーはブロックデバイスのデータストリームを破損し、その結果秘密のメモリ情報を取得したり、サービス拒否を引き起こしたり、不適切なブロックIOマージ機能の計算処理を利用してホストOSの権限を取得する可能性があります。
(CVE-2017-12134)

-Linuxカーネルは、RLIMIT_STACK/RLIM_INFINITYで渡される引数と環境文字列に対しサイズ制限を適用しますが(サイズの1/4)、引数と環境ポインターを考慮していませんでした。このため、攻撃者がこの制限をバイパスできる可能性がありす。これはLinuxカーネルバージョン4.11.5以前に影響を与えます。この機能は、Linuxカーネルバージョンで2.6.23導入されたようです。
(CVE-2017-1000365)

Nessusはこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

https://linux.oracle.com/errata/ELSA-2017-3609.html

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 102773

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2017-3609.nasl

バージョン: 3.17

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2017/8/25

更新日: 2024/10/22

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Continuous Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.5

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.2

現状値: 5.3

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2017-12134

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.8

現状値: 7.7

ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:kernel-uek-debug-devel, cpe:/o:oracle:linux:7, p-cpe:/a:oracle:linux:kernel-uek-debug, p-cpe:/a:oracle:linux:kernel-uek, p-cpe:/a:oracle:linux:dtrace-modules-4.1.12-103.3.8.el6uek, p-cpe:/a:oracle:linux:kernel-uek-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:kernel-uek-doc, cpe:/o:oracle:linux:6, p-cpe:/a:oracle:linux:kernel-uek-firmware, p-cpe:/a:oracle:linux:dtrace-modules-shared-headers, p-cpe:/a:oracle:linux:dtrace-modules-provider-headers, p-cpe:/a:oracle:linux:dtrace-modules-4.1.12-103.3.8.el7uek

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2017/8/23

脆弱性公開日: 2017/6/19

参照情報

CVE: CVE-2017-1000365, CVE-2017-12134

IAVA: 2017-A-0253-S

IAVB: 2017-B-0108-S