リモートホストにインストールされている Tomcat のバージョンは 8.5.32より前です。したがって、fixed_in_apache_tomcat_8.5.32_security-8 のアドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けます。

  - コンテナが非同期タイムアウトをトリガーすると同時に、アプリケーションによって非同期リクエストが完了した場合に、競合状態が発生し、ユーザーに別のユーザーの応答が表示される可能性がありました。NIOとNIO2のコネクタには他にも問題があり、asyncリクエストがアプリケーションによって完了され、同時にコンテナによってタイムアウトされたとき、接続の切断を正しく追跡しませんでした。これにより、あるユーザーに、別のユーザー宛ての応答が表示される可能性もありました。
    影響を受けるバージョン: Apache Tomcat 9.0.0.M9 ～ 9.0.9、8.5.5 ～ 8.5.31。(CVE-2018-8037)

  - WebSocket クライアントで TLS を使用するとき、ホスト名検証がありませんでした。現在はデフォルトで有効になっています。影響を受けるバージョン: Apache Tomcat 9.0.0.M1 ～ 9.0.9、8.5.0 ～ 8.5.31、8.0.0.RC1 ～ 8.0.52、および 7.0.35 ～ 7.0.88。(CVE-2018-8034)

  - Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.8、8.5.0 から 8.5.31、8.0.0.RC1 から 8.0.52、7.0.41 から 7.0.88 で提供される CORS フィルターのデフォルト設定は安全ではなく、すべてのオリジンに対して「supportsCredentials」を有効にします。CORS フィルターのユーザーは、デフォルト構成で使用するのではなく、環境に合わせて適切に構成する必要があります。したがって、ほとんどのユーザーはこの問題の影響は受けないと見込まれます。(CVE-2018-8014)

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

検出

Apache Tomcat 8.5.5< 8.5.32の複数の脆弱性

critical Nessus プラグイン ID 111068

バージョン 1.13