Intel CPUコアのL1データキャッシュにあるメモリが、CPUコアで実行されている悪意のあるプロセスに漏えいされる可能性があることがわかりました。この脆弱性は、L1 Terminal Fault (L1TF) とも呼ばれています。ゲスト仮想マシンのローカル攻撃者がこれを悪用して、秘密情報 (他のゲストやホストOSのメモリ) を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2018-3646) 

Jann Horn氏とKen Johnson氏は、メモリ読み出しの投機的実行を利用するマイクロプロセッサで、サイドチャネル攻撃による不正なメモリ読み出しが実行される可能性があることを発見しました。この欠陥はSpectre Variant 4と呼ばれています。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用して、カーネルメモリを含む秘密情報を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2018-3639) 

Zdenek Sojka氏、Rudolf Marek氏、Alex Zuepke氏、Innokentiy Sennovskiy氏は、システムレジスタの投機的読み取りを実行するマイクロプロセッサーが、サイドチャネル攻撃でシステムパラメーターを権限なく漏えいさせる可能性があることを発見しました。この脆弱性は、Rogue System Register Read (RSRE) としても知られています。攻撃者がこれを悪用して、秘密情報を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2018-3640)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Ubuntu 14.04 LTS / 16.04 LTS / 18.04 LTS : Intel マイクロコードの脆弱性 (USN-3756-1)

medium Nessus プラグイン ID 112151

バージョン 1.10