Ubuntu 16.04 LTS : Linux カーネル (HWE) の脆弱性 (USN-3836-2)
high Nessus プラグイン ID 119340
Language:
概要
リモート Ubuntu ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。説明
リモートの Ubuntu 16.04 LTS ホストには、USN-3836-2のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。- 4.15.x から 4.19.x、4.19.2 までの Linux カーネルでは、kernel/user_namespace.c の map_write() が、5 を超える UID または GID 範囲でネストされたユーザーの名前空間を不適切に処理するため、権限昇格を引き起こす可能性があります。影響を受けるユーザー名前空間に CAP_SYS_ADMIN があるユーザーは、/etc/shadow の読み取りによって示されるように、名前空間外のリソースのアクセス制御をバイパスする可能性があります。これは、ID 変換が名前空間からカーネルの方向に対しては適切に行われるが、カーネルから名前空間への方向に対しては行われないために発生します。
(CVE-2018-18955)
- Ubuntu 18.04 LTS および Ubuntu 18.10 で使用されている Linux カーネルを使用すると、ローカルユーザーが、ユーザー名前空間内の overlayfs マウントを介して、通常はアクセスできないファイルの名前を取得することができます。(CVE-2018-6559)
Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。
ソリューション
影響を受けるカーネルパッケージを更新してください。参考資料
プラグインの詳細
深刻度: High
ID: 119340
ファイル名: ubuntu_USN-3836-2.nasl
バージョン: 1.10
タイプ: local
エージェント: unix
ファミリー: Ubuntu Local Security Checks
公開日: 2018/12/4
更新日: 2024/1/9
サポートされているセンサー: Agentless Assessment, Frictionless Assessment Agent, Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Nessus Agent, Nessus
リスク情報
VPR
リスクファクター: High
スコア: 8.4
CVSS v2
リスクファクター: Medium
基本値: 4.4
現状値: 3.6
ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P
CVSS スコアのソース: CVE-2018-18955
CVSS v3
リスクファクター: High
基本値: 7
現状値: 6.5
ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
現状ベクトル: CVSS:3.0/E:F/RL:O/RC:C
脆弱性情報
CPE: p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-4.15.0-1025-gcp, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-4.15.0-42-generic, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-4.15.0-42-generic-lpae, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-4.15.0-42-lowlatency, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:16.04:-:lts
必要な KB アイテム: Host/cpu, Host/Ubuntu, Host/Ubuntu/release, Host/Debian/dpkg-l
エクスプロイトが利用可能: true
エクスプロイトの容易さ: Exploits are available
パッチ公開日: 2018/12/4
脆弱性公開日: 2018/10/26
エクスプロイト可能
Metasploit (Linux Nested User Namespace idmap Limit Local Privilege Escalation)
参照情報
CVE: CVE-2018-18955, CVE-2018-6559
USN: 3836-2