リモート Redhat Enterprise Linux 6 ホストに、RHSA-2014:1796 アドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

    Red Hat が提供する OpenShift Enterprise は、オンプレミスまたはプライベートクラウド展開用に設計された、同社のクラウドコンピューティングのサービスとしてのプラットフォーム (PaaS) ソリューションです。

    OpenShift Enterprise 2.2では、異なる機器で実行中のサービスへのアクセスが適切に制限されていないことが報告されています。これにより、攻撃者が他のユーザーの機器で実行中の保護されていないネットワークリソースにアクセスする可能性があります。
    OpenShift Enterprise 2.2 では、ファイヤーウォールルールと SELinux ポリシーを作成して、機器で実行中のサービスを独自の内部機器IPに封じ込める oo-gear-firewall コマンドが導入されました。このコマンドは、このセキュリティ問題を回避するため、OpenShift Enterprise 2.2の新規インストール時にデフォルトで呼び出されます。管理者は、2.2 にアップグレードした後に、既存のデプロイメントのノードホストで以下を実行し、このセキュリティ問題に対処する必要があります。

    # oo-gear-firewall -i enable -s enable

    詳細については、oo-gear-firewall コマンドの man ページを参照してください。
    (CVE-2014-3674)

    OpenShift Enterpriseは機器内の/proc/net/tcpファイルへのアクセスを制限していないため、ローカルユーザーがすべての待機中の接続と接続済みのソケットを表示できることが報告されています。これにより、使用中のリモートシステムのIPやポート番号が漏えいし、さらなる標的型攻撃に悪用される可能性があります。ローカルリスナーに対しては、OSEではデフォルトで接続を機器内に制限するため、ローカルポートとIPを知っていても攻撃者は接続することができません。このバグ修正により、ノードホストの SELinux ポリシーが更新され、ローカルユーザーはこの機器情報にアクセスできなくなりました。(CVE-2014-3602)

    OpenShift Enterprise 2.2リリースノートには、このリリースの新機能や重要な技術的変更、および初期インストールに関する注意事項が記載されています。OpenShift Enterprise の詳細については、次のサイトで入手可能なドキュメントを参照してください:

    https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/OpenShift_Enterprise/2/

    すべての OpenShift Enterprise ユーザーは、リリース 2.2 にアップグレードすることが推奨されます。

Tenable は、前述の記述ブロックを Red Hat Enterprise Linux セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

検出

RHEL 6 : Red Hat OpenShift Enterprise 2.2 リリースアドバイザリ (重要度中) (RHSA-2014:1796)

high Nessus プラグイン ID 119441

バージョン 1.10