KB4471329:Windows 10バージョン1709およびWindows Serverバージョン1709の2018年12月のセキュリティ更新プログラム

critical Nessus プラグイン ID 119589

概要

リモートのWindowsホストは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのWindowsホストにセキュリティ更新プラグラム4471329がありません。したがって、以下の複数の脆弱性の影響を受けます:- Microsoft .NET Frameworkが入力を適切に検証できないとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、影響を受けるシステムを乗っ取る可能性があります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。システムで、ユーザー権限の設定がより制限されたアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で操作を行うユーザーよりも、受ける影響が少なくなる可能性があります。(CVE-2018-8540) - Connected User Experiences and Telemetry Serviceが特定の関数値を検証できないとき、サービス拒否の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、依存しているセキュリティ機能を拒否する可能性があります。(CVE-2018-8612)- Windows GDIコンポーネントがメモリの内容を不適切に漏えいするとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、ユーザーシステムをさらに侵害する情報を取得する可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用する方法は複数あり、ユーザーを誘導して特別に細工されたドキュメントを開かせたり、信頼できないWebページにアクセスさせたりする可能性があります。セキュリティ更新プログラムは、Windows GDIコンポーネントがメモリでオブジェクトを処理する方法を修正することにより、脆弱性に対応します。(CVE-2018-8595、CVE-2018-8596)- Microsoft Text-to-Speechがメモリでオブジェクトを適切に処理しないとき、リモートでコードが実行される脆弱性がWindowsにあります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるシステムを乗っ取る可能性があります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2018-8634)- .NET Frameworkがメモリで特別なWebリクエストを不適切に処理するとき、サービス拒否の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、.NET Framework Webアプリケーションに対してサービス拒否を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、認証なしでリモートから悪用される可能性があります。リモートの認証されていない攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特別に細工されたリクエストを.NET Frameworkアプリケーションに発行する可能性があります。更新プログラムは、.NET Framework WebアプリケーションがWebリクエストを処理する方法を修正することにより、この脆弱性に対応します。(CVE-2018-8517)- Diagnostics Hub Standard Collector Serviceが特定のファイル操作を不適切に偽装するとき、権限昇格の脆弱性があります。脆弱性を悪用した攻撃者が、昇格した権限を取得する可能性があります。脆弱なシステムに対して権限のないアクセス権を持つ攻撃者が、この脆弱性を悪用する可能性があります。セキュリティ更新プログラムは、Diagnostics Hub Standard Collector Serviceがファイル操作を適切に偽装するよう徹底することにより、この脆弱性に対応します。(CVE-2018-8599)- Windowsカーネルがメモリでオブジェクトを不適切に処理するとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、ユーザーシステムをさらに侵害する情報を取得する可能性があります。(CVE-2018-8477)- Remote Procedure Callランタイムがメモリでオブジェクトを不適切に初期化するとき、情報漏えいの脆弱性があります。(CVE-2018-8514)- Windowsカーネルがメモリでオブジェクトを適切に処理しないとき、権限昇格の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、カーネルモードで任意のコードを実行することがあります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2018-8611)- DNSがリクエストを適切に処理しないとき、リモートでコードが実行される脆弱性がWindowsドメインネームシステム(DNS)サーバーにあります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、Local System Accountのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。DNSサーバーとして構成されているWindowsサーバーが、この脆弱性の危険にさらされます。(CVE-2018-8626)- Windowsカーネルモードドライバーがメモリでオブジェクトを適切に処理しないとき、権限昇格の脆弱性がWindowsにあります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、カーネルモードで任意のコードを実行することがあります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2018-8641)- Win32kコンポーネントがメモリでオブジェクトを適切に処理しないとき、権限昇格の脆弱性がWindowsにあります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、カーネルモードで任意のコードを実行することがあります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2018-8639)

ソリューション

累積的更新プログラムKB4471329を適用します。

参考資料

http://www.nessus.org/u?24e3688b

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 119589

ファイル名: smb_nt_ms18_dec_4471329.nasl

バージョン: 1.6

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2018/12/11

更新日: 2022/5/25

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.7

CVSS v2

リスクファクター: Critical

基本値: 10

現状値: 8.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2018-8626

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

現状値: 9.4

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2018/12/11

脆弱性公開日: 2018/12/11

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/6/14

参照情報

CVE: CVE-2018-8477, CVE-2018-8514, CVE-2018-8517, CVE-2018-8540, CVE-2018-8595, CVE-2018-8596, CVE-2018-8599, CVE-2018-8611, CVE-2018-8612, CVE-2018-8626, CVE-2018-8634, CVE-2018-8639, CVE-2018-8641

MSFT: MS18-4471329

MSKB: 4471329