libavマルチメディアライブラリの複数のデマルチプレクサーおよびデコーダーで、いくつかのセキュリティの問題が修正されています。

CVE-2017-9987

Libavでは、mpegvideo_motion.cの関数hpel_motionにヒープベースのバッファオーバーフローが存在しました。細工された入力はリモートのサービス拒否攻撃を引き起こす可能性があります。

CVE-2018-5766

Libavでは、libavcodec/avpacket.cのav_packet_ref関数に無効なmemcpyが存在しました。リモート攻撃者が、この脆弱性を悪用して、細工したaviファイルを介してしてサービス拒否（セグメンテーション違反）を引き起こす可能性がありました。

CVE-2018-11102

libavformat/mov.cのmov_probe関数の読み取りアクセス違反により、リモート攻撃者が、サービス拒否（アプリケーションのクラッシュ）を引き起こすことが可能で、これはavconvに実証されています。

CVE-2019-14372

Libavでは、ファイルwvdec.cのwv_read_block_header()関数に無限ループが存在しました。

CVE-2019-14442

libavformat/mpc8.cのmpc8_read_headerでは、入力ファイルがavio_seekの無限ループとハングアップを引き起こし、CPU消費が100％になる可能性がありました。リモート攻撃者が、この脆弱性を悪用して、細工したファイルを介してしてサービス拒否を引き起こす可能性がありました。

Debian 8「Jessie」では、これらの問題はバージョン6:11.12-1+deb8u8で修正されました。

お使いのlibavパッケージをアップグレードすることを推奨します。

注: Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをDLAセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

DebianDLA-1907-1: libavのセキュリティ更新プログラム

high Nessus プラグイン ID 128427

変更ログが見つかりません