このxenのバージョン4.11.2への更新では、次の問題を修正します：

キャッシュサイドチャネル攻撃の軽減：

CVE-2019-15890：QEMUエミュレーターのSLiRPネットワーク実装におけるメモリ解放後使用（Use After Free）を修正しました。これによりサービス拒否が引き起こされる可能性がありました（bsc#1149813）。

CVE-2019-12068：無限ループとサービス拒否を引き起こす可能性のあるlsiの問題を修正しました（bsc#1146874）。

CVE-2019-14378：QEMUエミュレーターのSLiRpネットワーキング実装でのヒープバッファオーバーフローを修正しました。これにより、QEMUプロセスの権限で任意のコードが実行される可能性がありました（bsc#1143797）。

修正されたその他の問題：2 CPU設定以上のWindows Server 2016をインストールできないHPSバグを修正しました（bsc#1137717）。

VMへのライブ移行中のLibvrtdでのセグメンテーション違反を修正しました（bsc#1145774）。

libxenlightが新しいドメインを作成できない問題を修正しました（bsc#1131811）。

接続されているpciデバイスが再起動後に失われる問題を修正しました（bsc#1129642）。

Xenが1シャドーページを事前に割り当てることができない問題を修正しました（bsc#1145240）。

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをSUSEセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、そこに新しい問題を追加することはせずに、できる限り自動的に整理と書式設定をするようにしています。

検出

SUSE SLED12 / SLES12セキュリティ更新プログラム：xen（SUSE-SU-2019:2753-1）（MDSUM/RIDL）（MFBDS/RIDL/ZombieLoad）（MLPDS/RIDL）（MSBDS/Fallout）

high Nessus プラグイン ID 130197