QEMUのLSI SCSIアダプターエミュレーターの実装が、実行されたスクリプトを適切に検証しないことがわかりました。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2019-12068) 

Sergej Schumilo氏、Cornelius Aschermann氏、Simon Worner氏は、QEMUのqxl準仮想グラフィックスドライバーの実装にNULLポインターデリファレンスが含まれることを発見しました。ゲスト内のローカルの攻撃者がこれを悪用して、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2019-12155) 

Riccardo Schirone 氏は、QEMU ブリッジヘルパーがネットワークインターフェース名を適切に検証しないことを発見しました。攻撃者がこの問題を悪用して、ACL制限をバイパスする可能性があります。(CVE-2019-13164) 

QEMUのSLiRPネットワークの実装にヒープベースのバッファオーバーフローがあることがわかりました。ゲスト内のローカルの攻撃者がこれを利用し、サービス拒否を引き起こしたり、ホストで任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2019-14378) 

QEMUのSLiRPネットワークの実装にメモリ解放後使用 (Use After Free) があることがわかりました。ゲスト内のローカルの攻撃者がこれを悪用して、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2019-15890)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Ubuntu 16.04 LTS / 18.04 LTS : QEMU の脆弱性 (USN-4191-1)

high Nessus プラグイン ID 131017

バージョン 1.6