Debian DLA-2056-1 : waitressセキュリティ更新プログラム

high Nessus プラグイン ID 132593

概要

リモートの Debian ホストにセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

純PythonのWSGIサーバーwaitressに、HTTPリクエストスマグリングの脆弱性があることが判明しました。

waitressの前でプロキシサーバーが使用される場合、フロントエンドをバイパスしてwaitressによって異なる方法で解析される無効なリクエストが攻撃者によって送信されて、リクエストスマグリングが実行される可能性があります。

Transfer-Encodingヘッダーに特別な空白文字を含むように特別に細工されたリクエストが、Waitressによってチャンクリクエストとして解析されるものの、無効な文字が含まれるTransfer-Encodingヘッダーが無効と見なされて、代わりにContent-Lengthがフロントエンドサーバーによって使用される可能性があります。フロントエンドサーバーがバックエンドのwaitressサーバーに対するHTTPパイプライン処理を実行する場合、これがHTTPリクエストを分割することになり、キャッシュポイズニングまたは情報漏洩につながる可能性があります。

Debian 8「Jessie」では、この問題はwaitressバージョン0.8.9-2+deb8u1で修正されました。

使用しているwaitressのパッケージをアップグレードすることをお勧めします。

注: Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

ソリューション

影響を受けるパッケージをアップグレードしてください。

参考資料

https://lists.debian.org/debian-lts-announce/2020/01/msg00002.html

https://packages.debian.org/source/jessie/waitress

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 132593

ファイル名: debian_DLA-2056.nasl

バージョン: 1.3

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2020/1/2

更新日: 2021/1/11

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:debian:debian_linux:python-waitress, p-cpe:/a:debian:debian_linux:python-waitress-doc, p-cpe:/a:debian:debian_linux:python3-waitress, cpe:/o:debian:debian_linux:8.0

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Debian/release, Host/Debian/dpkg-l

パッチ公開日: 2020/1/1

脆弱性公開日: 2020/1/1