Jenkins < 2.204.2 LTS/2.219の複数の脆弱性

medium Nessus プラグイン ID 133527

概要

リモートのWebサーバーでホストされているジョブスケジューリング/管理システムは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートWebサーバーで実行されているJenkinsのバージョンは、2.219より前か、2.204.2より前のJenkins LTSのバージョンです。そのため、以下の複数の脆弱性の影響を受けます。

-UDP増幅リフレクション攻撃は、JenkinsマスターのDDoS攻撃で使用される可能性があります。同じネットワーク内で、偽装されたUDPパッケージが送信され、結果として2つのJenkinsマスターが互いに無限ループの応答を行うようになり、サービス拒否が引き起こされる可能性もあります。
(CVE-2020-2100)

-インバウンドのTCPエージェント接続が開始されるとき、インバウンドのTCPエージェント接続シークレットに一定でない時間比較が使用されます。そのため、攻撃者が統計的手法を用いて接続シークレットを取得する可能性があります。
(CVE-2020-2101)

-2つのHMACが等しいかどうかを確認するとき、HMACに一定でない時間比較が使用されます。そのため、攻撃者が統計的手法を用いて、攻撃者が制御する入力値に有効なHMACを取得する可能性があります。(CVE-2020-2102)

-/whoAmIページのユーザーメタデータには、HTTPのセッションIDが含まれるため、攻撃者がクロスサイトスクリプティングの脆弱性を悪用してHTTPセッションIDの値を取得する可能性があります。(CVE-2020-2103)

-アクセス許可が適切に設定されたいないため、Overall/Read権限があれば誰でもJenkinsマスターのJVMメモリ使用率チャートにアクセスすることが可能です。
(CVE-2020-2104)

-Jenkins REST APIでは、攻撃者が特別に細工されたWebページに誘導してクリックジャッキング攻撃を仕掛け、REST APIエンドポイントのコンテンツを漏えいさせる可能性があります。(CVE-2020-2105)

Nessusはこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

Jenkinsをバージョン2.219以降に、Jenkins LTSをバージョン2.204.2以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://jenkins.io/security/advisory/2020-01-29/

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 133527

ファイル名: jenkins_security_advisory_2020-01-29.nasl

バージョン: 1.7

タイプ: combined

エージェント: windows, macosx, unix

ファミリー: CGI abuses

公開日: 2020/2/6

更新日: 2024/6/5

設定: 徹底したチェックを有効にする

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

Enable CGI Scanning: true

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 4.3

現状値: 3.2

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N

CVSS スコアのソース: CVE-2020-2105

CVSS v3

リスクファクター: Medium

基本値: 5.4

現状値: 4.7

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2020-2106

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:cloudbees:jenkins

必要な KB アイテム: installed_sw/Jenkins

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2020/1/29

脆弱性公開日: 2020/1/29

参照情報

CVE: CVE-2020-2100, CVE-2020-2101, CVE-2020-2102, CVE-2020-2103, CVE-2020-2104, CVE-2020-2105, CVE-2020-2106