MySQL 8.0.x < 8.0.21の複数の脆弱性(2020年7月CPU)

high Nessus プラグイン ID 138560

概要

リモートのデータベースサーバーは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートホストで実行されているMySQLのバージョンは、8.0.20以前の8.0.xです。したがって、2020年7月のCritical Patch Updateアドバイザリに記載されているとおり、以下を含む複数のサービスの脆弱性の影響を受けます。

- Oracle MySQLのMySQL Server製品における脆弱性(コンポーネント: サーバー:セキュリティ: 特権)。
影響を受けるサポート対象のバージョンは8.0.20以前です。容易に悪用可能な脆弱性により、高い権限を持つ攻撃者が複数のプロトコルを介してネットワークにアクセスし、MySQL Serverを侵害する可能性があります。この脆弱性に対する攻撃が成功すると、MySQL Serverの乗っ取りが発生する可能性があります。(CVE-2020-14697, CVE-2020-14678)

- Oracle MySQLのMySQL Server製品における脆弱性(コンポーネント: サーバー:Optimizer)。影響を受けるサポート対象のバージョンは8.0.20以前です。容易に悪用可能な脆弱性により、権限が低い攻撃者が複数のプロトコルを介してネットワークにアクセスし、MySQL Serverを侵害する可能性があります。この脆弱性に対する攻撃が成功すると、権限なくMySQL Serverをハングさせたり、頻繁にクラッシュを繰り返させたりする可能性(完全なDOS)があります。(CVE-2020-14680)

- Oracle MySQLのMySQL Server製品における脆弱性(コンポーネント:サーバー:セキュリティ: ロール)。影響を受けるサポート対象のバージョンは8.0.20以前です。容易に悪用可能な脆弱性により、高い権限を持つ攻撃者が複数のプロトコルを介してネットワークにアクセスし、MySQL Serverを侵害する可能性があります。この脆弱性による攻撃が成功すると、権限なしでMySQL Serverがアクセスできるデータの一部にアクセスして、更新、挿入、削除したり、さらにMySQL Serverでハングを引き起こしたり、頻繁にクラッシュを繰り返させたりする(完全なDOS)可能性があります。(CVE-2020-14651)

Nessusはこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

MySQLバージョン8.0.21以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://www.oracle.com/security-alerts/cpujul2020.html#AppendixMSQL

https://www.oracle.com/a/tech/docs/cpujul2020cvrf.xml

https://www.oracle.com/security-alerts/cpujan2021.html#AppendixMSQL

https://www.oracle.com/a/tech/docs/cpujan2021cvrf.xml

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 138560

ファイル名: mysql_8_0_21.nasl

バージョン: 1.17

タイプ: combined

エージェント: windows, macosx, unix

ファミリー: Databases

公開日: 2020/7/16

更新日: 2023/11/1

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.1

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.5

現状値: 5.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2020-14697

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.7

現状値: 6.9

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:L/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:N

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:P/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2020-5258

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:oracle:mysql

必要な KB アイテム: installed_sw/MySQL Server

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2020/7/14

脆弱性公開日: 2020/7/14

参照情報

CVE: CVE-2019-1551, CVE-2020-14539, CVE-2020-14540, CVE-2020-14547, CVE-2020-14550, CVE-2020-14553, CVE-2020-14559, CVE-2020-14568, CVE-2020-14575, CVE-2020-14576, CVE-2020-14586, CVE-2020-14591, CVE-2020-14597, CVE-2020-14614, CVE-2020-14619, CVE-2020-14620, CVE-2020-14623, CVE-2020-14624, CVE-2020-14631, CVE-2020-14632, CVE-2020-14633, CVE-2020-14634, CVE-2020-14641, CVE-2020-14643, CVE-2020-14651, CVE-2020-14654, CVE-2020-14656, CVE-2020-14663, CVE-2020-14678, CVE-2020-14680, CVE-2020-14697, CVE-2020-14702, CVE-2020-14725, CVE-2020-14799, CVE-2020-1967, CVE-2020-5258, CVE-2021-1998, CVE-2021-2012, CVE-2021-2020

IAVA: 2020-A-0321-S, 2020-A-0473-S, 2021-A-0038-S