広く使用されているコンテンツ管理フレームワークであるWordpressに、複数の脆弱性が発見されました。

CVE-2019-17670

相対URLの特定の検証中にWindowsパスが不適切に処理されるため、WordPressにサーバーサイドリクエスト偽造（SSRF）の脆弱性があります。

CVE-2020-4047

著者などのアップロード権限のある認証済みユーザーが、特定の方法で一部のメディア添付ファイルにJavaScriptを注入することが可能です。これにより、権限の高いユーザーがファイルを閲覧したときに、そのコンテキストでスクリプトが実行される可能性があります。

CVE-2020-4048

wp_validate_redirect()とURLサニタイズの問題により、任意の外部リンクが細工され、クリックしたときに意図しない/オープンリダイレクトを引き起こす可能性があります。

CVE-2020-4049

テーマをアップロードする際に、テーマフォルダの名前が、テーマページの/wp-adminでJavaScriptを実行するように細工される可能性があります。

CVE-2020-4050

「set-screen-option」フィルターの戻り値を誤用することで、任意のユーザーメタフィールドが保存される可能性があります。これにはフィルターを悪用するプラグインを管理者がインストールする必要があります。一度インストールされると、権限の低いユーザーが利用できるようになります。

さらに、このアップロードによって最新のコメントが公開されている投稿からのみ閲覧できるようなり、ユーザーのアクティベーション手順が修正されます。

Debian 9「Stretch」では、これらの問題はバージョン4.7.18+dfsg-1+deb9u1で修正されています。

お使いのwordpressパッケージをアップグレードすることを推奨します。

wordpressの詳細なセキュリティステータスについては、そのセキュリティトラッカーページを参照してください:
https://security-tracker.debian.org/tracker/wordpress

注: Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Debian DLA-2371-1: wordpress セキュリティ更新

critical Nessus プラグイン ID 140539

バージョン 1.3