NVIDIA Linux GPU Display Driver(2021年7月)

high Nessus プラグイン ID 152123

概要

リモートのLinuxホストにインストールされているディスプレイドライバーは複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートホストのNVIDIA GPUディスプレイドライバーソフトウェアにセキュリティ更新プログラムがありません。そのため、以下の複数の脆弱性の影響を受けます。

- WindowsおよびLinux向けのNVIDIA GPUディスプレイドライバーには、制御呼び出しのカーネルモードレイヤー(nvlddmkm.sys)ハンドラーに脆弱性があり、ソフトウェアはバッファの終端以降のメモリ位置を参照するインデックスまたはポインターを使用してバッファの読み取りや聞き込みをします。これによりデータの改ざんまたはサービス拒否が引き起こされる可能性があります。(CVE-2021-1090)

-WindowsおよびLinux向けNVIDIA GPUディスプレイドライバーには、DxgkDdiEscapeのカーネルモードレイヤー(nvlddmkm.sys)ハンドラーに脆弱性があり、領域外配列へのアクセスがサービス拒否または情報漏洩を引き起こす可能性があります。(CVE-2021-1094)

-WindowsおよびLinux向けのNVIDIA GPUディスプレイドライバーには、埋め込まれたパラメーターのすべての埋め込まれたパラメーターを含むすべてのコントロール呼び出しのカーネルモードレイヤー(nvlddmkm.sys)ハンドラーに脆弱性があり、信頼できないポインターがデリファレンスされるとサービス拒否が引き起こされる可能性があります。(CVE-2021-1095)

注意:Nessus はこの問題をテストしておらず、その代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号のみに依存しています。

ソリューション

ベンダーアドバイザリに従って、NVIDIAグラフィックスドライバーをアップグレードしてください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?1edc8112

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 152123

ファイル名: nvidia_unix_2021_07.nasl

バージョン: 1.7

タイプ: local

エージェント: unix

ファミリー: Misc.

公開日: 2021/7/28

更新日: 2024/3/8

設定: パラノイドモードの有効化

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.2

CVSS v2

リスクファクター: Low

基本値: 3.6

現状値: 2.7

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2021-1094

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.1

現状値: 6.2

ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2021-1090

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:nvidia:gpu_driver

必要な KB アイテム: Settings/ParanoidReport, NVIDIA_UNIX_Driver/Version, NVIDIA_UNIX_Driver/GPU_Model

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2021/7/20

脆弱性公開日: 2021/7/20

参照情報

CVE: CVE-2021-1090, CVE-2021-1093, CVE-2021-1094, CVE-2021-1095

IAVB: 2021-B-0042-S