リモートホストにインストールされているMySQL Enterprise Monitorの8.0.25バージョンは、2021年10月のCPUのアドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けます。

  - Oracle MySQLのMySQL Enterprise Monitor製品における脆弱性（コンポーネント：Monitoring: General（Spring Security））。影響を受けるサポート対象のバージョンは8.0.25以前です。容易に悪用できる脆弱性により、ネットワークアクセス権を持つ権限の低い攻撃者が、HTTPSを介してMySQL Enterprise Monitorを侵害する可能性があります。この脆弱性に対する攻撃が成功すると、MySQL Enterprise Monitorの乗っ取りが発生する可能性があります。（CVE-2021-22112）

  - Oracle Retail ApplicationsのOracle Retail Predictive Application Server製品の脆弱性（コンポーネント：RPAS Fusion Client（Spring Framework））。サポートされているバージョンで影響を受けるのは、14.1.3、15.0.3、16.0.3です。簡単に悪用可能な脆弱性によって、権限の低い攻撃者が、Oracle Retail Predictive Application Serverが実行されているインフラストラクチャにログオンし、Oracle Retail Predictive Application Serverを侵害する可能性があります。この脆弱性に対する攻撃が成功すると、Oracle Retail Predictive Application Serverの乗っ取りが発生する可能性があります。（CVE-2021-22118）

  - Oracle MySQLのMySQL Workbench製品における脆弱性（コンポーネント：MySQL Workbench（OpenSSL））。
    影響を受けるサポート対象のバージョンは8.0.26以前です。悪用が難しい脆弱性ですが、認証されていない攻撃者がMySQL Workbenchを使用してネットワークにアクセスし、MySQL Workbenchを侵害する可能性があります。この脆弱性を利用した攻撃に成功すると、権限なしに重要なデータに不正にアクセスしたり、MySQL Workbenchのすべてのアクセス可能なデータにフルアクセスしたり、MySQL Workbenchでハングや頻繁に繰り返すクラッシュ（完全なDOS）を引き起こしたりする可能性があります。（CVE-2021-3712）

Nessusはこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

検出

Oracle MySQL Enterprise Monitor（2021年10月CPU）

high Nessus プラグイン ID 154267

バージョン 1.4