リモートホストにインストールされているOracleデータベースサーバーのバージョンは、2021年10月のCPUアドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けます。

  - Oracle Database ServerのZero Downtime DB Migration to Cloudの脆弱性。サポートされているバージョンで影響を受けるのは21cです。脆弱性が簡単に悪用可能であるため、ローカルログオン権限がある権限の高い攻撃者はZero Downtime DB Migration to Cloudが実行されるインフラストラクチャにログオンし、Zero Downtime DB Migration to Cloudを危険にさらすことが可能です。この脆弱性がZero Downtime DB Migration to Cloudに存在する間は、攻撃により別の製品にも重大な影響を与える可能性があります。この脆弱性に対する攻撃が成功すると、Zero Downtime DB Migration to Cloudの乗っ取りが発生する可能性があります。（CVE-2021-35599）

  - Oracle Database ServerのJava VMコンポーネントの脆弱性。影響を受けるサポート対象のバージョンは、12.1.0.2、12.2.0.1、19cおよび21cです。悪用が難しい脆弱性ですが、Oracle Netを介したネットワークアクセス権のある権限が低い攻撃者が、Java VMを侵害する可能性があります。この攻撃が成功するには、攻撃者以外の人物の関与が必要です。この脆弱性への攻撃が成功した場合、Java VMの乗っ取りが発生する可能性があります。（CVE-2021-35619）

  - Oracle Database ServerのOracle LogMinerコンポーネントの脆弱性。影響を受けるサポート対象のバージョンは、12.1.0.2、12.2.0.1および19cです。容易に悪用可能な脆弱性により、DBA権限を持つ権限の高い攻撃者が、Oracle Netを介したネットワークアクセスにより、Oracle LogMinerを侵害する可能性があります。この脆弱性を利用した攻撃が成功すると、重要なデータやOracle LogMinerがアクセスできるすべてのデータを権限なしで作成、削除、変更される可能性があることに加えて、承認なしにOracle LogMinerがアクセスできるデータのサブセットに読み取りアクセスを実行したり、Oracle LogMinerでハングを引き起こしたり、頻繁にクラッシュを繰り返す（完全なDOS）可能性があります。（CVE-2021-2332）

Nessusはこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

検出

Oracleデータベースサーバーの複数の脆弱性（October 2021 CPU）

critical Nessus プラグイン ID 154332

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