Mozilla Firefox ESR < 91.11

critical Nessus プラグイン ID 162605

概要

リモートのmacOSまたはMac OS XホストにインストールされているWebブラウザは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートの macOS または Mac OS X ホストにインストールされている Firefox ESR のバージョンは、91.11より前のものです。したがって、mfsa2022-25 のアドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けます。

- ポップアップを作成できる悪意のある Web サイトが、ポップアップのサイズを変更し、独自のコンテンツでアドレスバーをオーバーレイし、ユーザーの混乱やなりすまし攻撃を引き起こす可能性があります。このバグの影響を受けるのは、Linux 向けの Firefox のみです。その他のオペレーティングシステムは影響を受けません。(CVE-2022-34479)

- XML ドキュメント間のナビゲーションにより、メモリ解放後使用 (Use After Free) および悪用可能なクラッシュが引き起こされる可能性があります。
(CVE-2022-34470)

- スクリプトの実行が許可されていない iframe でも、ユーザーが <code>javascript:</code> のリンクをクリックすると、スクリプトを実行することができました。(CVE-2022-34468)

- <code>nsTArrayImpl: : ReplaceElementsAt()</code> 関数において、コンテナに対して置換する要素数が大きすぎる場合、整数オーバーフローが発生する可能性がありました。(CVE-2022-34481)

- 攻撃者が内部 URI を介してアクセス可能なスタイルシートに CSS を注入していた可能性がります。resource: など。さらにその際にページの Content Security Policy がバイパスされます。(CVE-2022-31744)

- PAC URL が設定されていて、PAC をホストするサーバーに到達できない場合、OCSP リクエストがブロックされ、正しくないエラーページが表示されることがありました。(CVE-2022-34472)

- <code>ms-msdt</code>、<code>search</code>、<code>search-ms</code> プロトコルは、ユーザーがプロンプトを受け入れると、ブラウザをバイパスしてコンテンツを Microsoft アプリケーションに配信します。これらのアプリケーションには既知の脆弱性があり、野放しで悪用されています (ただし、Firefox を介して悪用された例はありません)。今回のリリースでは、Firefox がこれらのプロトコルをユーザーに開かせることをブロックしています。このバグの影響を受けるのは、Windows 上の Firefox のみです。その他のオペレーティングシステムは影響を受けません。(CVE-2022-34478)

- オブジェクトのプロトタイプが攻撃者によって破壊された場合、JavaScript オブジェクトに望ましくない属性を設定でき、権限のあるコード実行につながる可能性がありました。(CVE-2022-2200)

- Mozilla Fuzzing Team は、Firefox 101 および Firefox ESR 91.10 に存在する潜在的な脆弱性を報告しました。
これらのバグの一部にはメモリ破損の証拠が示されており、当社では、十分な労力をもってすればこれらの一部を悪用し、任意のコードを実行することが可能であると推測しています。(CVE-2022-34484)

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

Mozilla Firefox ESRをバージョン91.11以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2022-25/

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 162605

ファイル名: macos_firefox_91_11_esr.nasl

バージョン: 1.8

タイプ: local

エージェント: macosx

公開日: 2022/6/29

更新日: 2023/10/19

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: Critical

基本値: 10

現状値: 7.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2022-34484

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

現状値: 8.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:P/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2022-34470

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:mozilla:firefox_esr

必要な KB アイテム: MacOSX/Firefox/Version

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2022/6/28

脆弱性公開日: 2022/6/2

参照情報

CVE: CVE-2022-2200, CVE-2022-31744, CVE-2022-34468, CVE-2022-34470, CVE-2022-34472, CVE-2022-34478, CVE-2022-34479, CVE-2022-34481, CVE-2022-34484

IAVA: 2022-A-0226-S, 2022-A-0256-S