NVIDIA Windows GPU Display Driver (2022 年 5 月)

critical Nessus プラグイン ID 163399

概要

リモートの Windows ホストの NVIDIA GPU ディスプレイドライバーのソフトウェアにベンダーから提供されたパッチがありません。

説明

リモート Windows ホストにインストールされたディスプレイドライバーは、脆弱性の影響を受けます。

- Windows 用 NVIDIA GPU ディスプレイドライバーのカーネルモードレイヤーに脆弱性が含まれています。このため、ネットワーク上の権限のない一般ユーザーが、特別に細工されたシェーダーを通じて領域外書き込みを引き起こし、コード実行、サービス拒否、権限昇格、情報漏洩、データ改ざんにつながる可能性があります。影響の範囲が他のコンポーネントに及ぶ可能性があります。(CVE-2022-28181)

- Windows 用 NVIDIA GPU ディスプレイドライバーのDirectX11 ユーザーモードドライバー (nvwgf2um/x.dll) に脆弱性が含まれています。このため、ネットワーク上の権限のない攻撃者が、特別に細工されたシェーダーを通じて領域外書き込みを引き起こし、コード実行、サービス拒否、権限昇格、情報漏洩、データ改ざんにつながる可能性があります。影響の範囲が他のコンポーネントに及ぶ可能性があります。(CVE-2022-28182)

- Windows 用 NVIDIA GPU ディスプレイドライバーのカーネルモードレイヤーに脆弱性が含まれています。このため、権限のない一般ユーザーが領域外読み取りを引き起こし、サービス拒否や情報漏洩につながる可能性があります。
(CVE-2022-28183)

- Windows 用 NVIDIA GPU ディスプレイドライバーの DxgkDdiEscape 用カーネルモードレイヤー (nvlddmkm.sys) ハンドラーに脆弱性が含まれています。このため、権限のない一般ユーザーが管理者権限のレジスタにアクセスし、サービス拒否、情報漏洩、データ改ざんにつながる可能性があります。(CVE-2022-28184)

- Windows 用 NVIDIA GPU ディスプレイドライバーの ECC レイヤーに脆弱性が含まれています。このため、権限のない一般ユーザーが領域外買い込みを引き起こし、サービス拒否やデータ改ざんにつながる可能性があります。(CVE-2022-28185)

- Windows 用の NVIDIA GPU ディスプレイドライバーは、DxgkDdiEscape のカーネルモードレイヤー(nvlddmkm.sys)ハンドラーに脆弱性があります。このため、製品は入力またはデータを受信しますが、入力が処理に必要なプロパティを持っていることを検証しないか、正しく検証していません。これにより、サービス拒否やデータ改ざんにつながる可能性があります。(CVE-2022-28186)

- Windows 用の NVIDIA GPU ディスプレイドライバーは、カーネルモードレイヤー(nvlddmkm.sys)に脆弱性があります。このため、有効期間が終了した後にメモリ管理ソフトウェアがリソースを解放せず、サービス拒否が発生する可能性があります。(CVE-2022-28187)

- Windows 用の NVIDIA GPU ディスプレイドライバーは、DxgkDdiEscape のカーネルモードレイヤー(nvlddmkm.sys)ハンドラーに脆弱性があります。このため、製品は入力またはデータを受信しますが、入力が処理に必要なプロパティを持っていることを検証しないか、正しく検証していません。これにより、サービス拒否につながる可能性があります。(CVE-2022-28188)

- Windows 用の NVIDIA GPU ディスプレイドライバーは、DxgkDdiEscape 用のカーネルモードレイヤー (nvlddmkm.sys) ハンドラーに脆弱性があります。このため、NULL ポインターデリファレンスがシステムクラッシュを引き起こす可能性があります。(CVE-2022-28189)

- Window 用の NVIDIA GPU ディスプレイドライバーは、DxgkDdiEscape 用のカーネルモードレイヤー (nvlddmkm.sys) ハンドラーに脆弱性があります。このため、不適切な入力検証が、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2022-28190)

Nessus はこれらの問題を悪用したことはありませんが、代わりにドライバーの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

ベンダーアドバイザリに従って、NVIDIA グラフィックスドライバーをアップグレードしてください。

参考資料

https://nvidia.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5353

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 163399

ファイル名: nvidia_win_2022_05.nasl

バージョン: 1.6

タイプ: local

エージェント: windows

ファミリー: Windows

公開日: 2022/7/22

更新日: 2024/3/8

設定: パラノイドモードの有効化

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.3

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.9

現状値: 5.1

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2022-28181

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.9

現状値: 8.6

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:nvidia:gpu_driver

必要な KB アイテム: WMI/DisplayDrivers/NVIDIA, Settings/ParanoidReport

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2022/5/24

脆弱性公開日: 2022/5/24

参照情報

CVE: CVE-2022-28181, CVE-2022-28182, CVE-2022-28183, CVE-2022-28184, CVE-2022-28185, CVE-2022-28186, CVE-2022-28187, CVE-2022-28188, CVE-2022-28189, CVE-2022-28190

IAVA: 2022-A-0281-S