Amazon Linux 2 : kernel (ALASKERNEL-5.10-2024-056)

medium Nessus プラグイン ID 197525

概要

リモートの Amazon Linux 2 ホストに、セキュリティ更新プログラムがありません。

説明

リモートホストにインストールされているカーネルのバージョンは、5.10.215-203.850より前のものです。したがって、ALAS2KERNEL-5.10-2024-056 のアドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けます。

2024-07-03: CVE-2024-26643 はこのアドバイザリに追加されました。

2024-07-03: CVE-2024-26642 はこのアドバイザリに追加されました。

2024-07-03: CVE-2023-52458 はこのアドバイザリに追加されました。

2024-07-03: CVE-2024-25739 はこのアドバイザリに追加されました。

2024-07-03: CVE-2023-52620 はこのアドバイザリに追加されました。

2024-06-06: CVE-2024-35809 はこのアドバイザリに追加されました。

2024-06-06: CVE-2023-52482 はこのアドバイザリに追加されました。

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

block: パーティションの長さをブロックサイズに合わせる要件チェックの追加

パーティションの追加またはパーティションのサイズ変更を呼び出す前に、長さが論理ブロックサイズと一致しているかどうかはチェックされません。ディスクの論理ブロックサイズが 512 バイトより大きい場合、パーティションサイズが論理ブロックサイズの倍数でない可能性があり、最後のセクターが読み取られるときに、bio_truncate() は bio サイズを調整し、読み取りコマンドが論理ブロックサイズよりも地裁場合に IO エラーが発生します。整合性データがサポートされている場合、これにより bio_integrity_free を呼び出す際に NULL ポインターデリファレンスも発生します。(CVE-2023-52458)

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

x86/srso: Hygon プロセッサー用の SRSO 軽減策を追加 (CVE-2023-52482)

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

netfilter: nf_tables: 匿名セットのタイムアウトを許可しない (CVE-2023-52620)

6.7.4 までの Linux カーネルの drivers/mtd/ubi/vtbl.c の create_empty_lvol は、ゼロバイトの割り当てを試みたり、ubi->leb_size のチェックがないためクラッシュしたりする可能性があります。(CVE-2024-25739)

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

netfilter: nf_tables: タイムアウトフラグのある匿名セットを許可しません (CVE-2024-26642)

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

netfilter: nf_tables: タイムアウトのある匿名のセットのバインドを解除する際に、セットをデッドとしてマークします (CVE-2024-26643)

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

netfilter: nf_tables: nft_gc_seq_end の後に、アボートパスからミューテックスを解放する

コミットミューテックスは、nft_gc_seq_begin() と nft_gc_seq_end() の間の重要なセクション中に解放されるべきではありません。そうしないと、非同期 GCworker が期限切れのオブジェクトを収集し、同じ GC シーケンス内でリリースされたコミットロックを取得する可能性があります。

nf_tables_module_autoload() は、モジュールの依存関係をロードするために一時的にミューテックスを解放し、その後トランザクションを再実行します。nft_gc_seq_end() が呼び出された後、中止フェーズの最後に移動します。
(CVE-2024-26925)

Linux カーネルで、以下の脆弱性は解決されています。

PCI/PM:ドライバー削除の前に、runtime-idle コールバックをドレインする (CVE-2024-35809)

Tenable は、前述の記述ブロックをテスト済み製品のセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

ソリューション

「yum update kernel」を実行してシステムを更新してください。

参考資料

https://alas.aws.amazon.com/faqs.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2023-52458.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2023-52482.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2023-52620.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2024-25739.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2024-26642.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2024-26643.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2024-26925.html

https://alas.aws.amazon.com/cve/html/CVE-2024-35809.html

https://alas.aws.amazon.com/AL2/ALASKERNEL-5.10-2024-056.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 197525

ファイル名: al2_ALASKERNEL-5_10-2024-056.nasl

バージョン: 1.2

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2024/5/20

更新日: 2024/7/4

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 4.6

現状値: 3.4

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:S/C:N/I:N/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2024-25739

CVSS v3

リスクファクター: Medium

基本値: 5.5

現状値: 4.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:amazon:linux:perf, p-cpe:/a:amazon:linux:bpftool, p-cpe:/a:amazon:linux:perf-debuginfo, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-livepatch-5.10.215-203.850, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-tools-debuginfo, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-debuginfo-common-aarch64, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-tools, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-devel, p-cpe:/a:amazon:linux:python-perf-debuginfo, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-debuginfo, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-headers, cpe:/o:amazon:linux:2, p-cpe:/a:amazon:linux:bpftool-debuginfo, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-tools-devel, p-cpe:/a:amazon:linux:kernel-debuginfo-common-x86_64, p-cpe:/a:amazon:linux:python-perf

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/AmazonLinux/release, Host/AmazonLinux/rpm-list

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2024/5/9

脆弱性公開日: 2024/4/25

参照情報

CVE: CVE-2023-52458, CVE-2023-52482, CVE-2023-52620, CVE-2024-25739, CVE-2024-26642, CVE-2024-26643, CVE-2024-26925, CVE-2024-35809