Apache Tomcat allowLinking UTF-8トラバーサルの任意ファイルアクセス

medium Nessus プラグイン ID 33866

概要

リモートWebサーバーは、ディレクトリトラバーサル脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートホストで実行されているApache Tomcatのバージョンは、基礎となるJVM内のUTF-8文字セット実装に伴う問題が原因で、ディレクトリトラバーサルの脆弱性の影響を受けます。認証されていないリモート攻撃者が、これを悪用して、リクエストでディレクトリトラバーサルシーケンスをUTF-8としてエンコードすることで、リモートホスト上の任意のファイルを表示する可能性があります。

悪用が成功するには、「allowLinking」を「true」に設定してコンテキストを構成し、「URIEncoding」を「UTF-8」に設定してコネクタを構成する必要があることに注意してください。ただし、これらの設定はどちらもデフォルト設定ではありません。

ソリューション

Tomcat 6.0.18/5.5.27/4.1.SVN以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://www.securityfocus.com/archive/1/495318/30/0/threaded

https://www.securityfocus.com/archive/1/496168/30/0/threaded

https://www.securityfocus.com/archive/1/499356/30/0/threaded

http://tomcat.apache.org/security-6.html

http://tomcat.apache.org/security-5.html

http://tomcat.apache.org/security-4.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 33866

ファイル名: tomcat_utf8_dir_traversal.nasl

バージョン: 1.28

タイプ: remote

ファミリー: CGI abuses

公開日: 2008/8/12

更新日: 2021/1/19

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 2.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

現状値: 4.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N

CVSS v3

リスクファクター: Medium

基本値: 5.3

現状値: 4.9

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:F/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:apache:tomcat

必要な KB アイテム: installed_sw/Apache Tomcat

除外される KB アイテム: Settings/disable_cgi_scanning

エクスプロイトの容易さ: No exploit is required

Nessus によりエクスプロイト済み: true

パッチ公開日: 2008/8/11

エクスプロイト可能

CANVAS (D2ExploitPack)

Elliot (Apache Tomcat File Disclosure)

参照情報

CVE: CVE-2008-2938

BID: 30633

CWE: 22