MS10-087:Microsoft Office のリモートコードの実行可能な脆弱性(2423930)

high Nessus プラグイン ID 50528

概要

Microsoft Office を使用して、リモートホストで任意のコードを実行できます。

説明

リモート Windows ホストは、複数の脆弱性の影響を受ける Microsoft Office のバージョンを実行しています:

- アプリケーションが PowerPoint ファイル形式を解析する過程に、整数のアンダーフローが存在しています。これにより、特別に細工された PowerPoint ファイルを開く際に、ヒープ破損が発生したり、任意のコードが実行される可能性があります。
(CVE-2010-2573)

- 特別に細工された RTF ファイルを解析する際、スタックベースのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコード実行が発生する可能性があります。(CVE-2010-3333)

- Office Art Drawing レコードを含む、アプリケーションが特別に細工された Office ファイルを解析する方法に、メモリ破損の脆弱性が存在しています。(CVE-2010-3334)

- 特別に細工された Office ファイルを開く際、描画の例外が処理される方法に、メモリ破損の脆弱性が存在しています。(CVE-2010-3335)

- アプリケーションが特別に細工された Office ファイルを解析する方法に、メモリ破損の脆弱性が存在しています。
(CVE-2010-3336)

- DLL プリロード(別名:バイナリの植え付け)の脆弱性が存在しています。これは、DLL の依存関係を解決する際に、アプリケーションが現在作業しているディレクトリを安全でない方法で参照するためです。(CVE-2010-3337)

ソリューション

Microsoft は、Office XP、2003、2007、2010 用の一連のパッチをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2010/ms10-087

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 50528

ファイル名: smb_nt_ms10-087.nasl

バージョン: 1.34

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2010/11/9

更新日: 2022/3/8

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 8.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2010-3337

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:microsoft:office

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2010/11/9

脆弱性公開日: 2010/7/3

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/3/24

エクスプロイト可能

Core Impact

Metasploit (MS10-087 Microsoft Word RTF pFragments Stack Buffer Overflow (File Format))

参照情報

CVE: CVE-2010-2573, CVE-2010-3333, CVE-2010-3334, CVE-2010-3335, CVE-2010-3336, CVE-2010-3337

BID: 42628, 44628, 44652, 44656, 44659, 44660

MSFT: MS10-087

MSKB: 2289158, 2289161, 2289169, 2289187