XML UTF-8 デコーディングコードの整数オーバーフローにより、攻撃者が、クロスサイトスクリプティング（XSS）保護をバイパスする可能性があることが判明しました。この問題の影響を受けるのはUbuntu 6.06 LTS、Ubuntu 8.04 LTS、Ubuntu 9.10のみです（CVE-2009-5016）。

XML UTF-8デコーディングコードが、非最短フォームのUTF-8エンコーディングおよびUTF-8データの不正な形式のサブシーケンスを適切に処理しないことが判明しました。これにより、攻撃者が、クロスサイトスクリプティング（XSS）保護をバイパスする可能性があります。（CVE-2010-3870）

攻撃者が、特別に細工されたファイル名を受け渡すことにより、open_basedir() 制限をバイパスできることが判明しました。
（CVE-2010-3436）

Maksymilian Arciemowicz 氏は、ZIP アーカイブ処理コードの NULL ポインターデリファレンスにより、攻撃者が、特別に細工された ZIP アーカイブを通じて、サービス拒否を引き起こす可能性があることを発見しました。この問題の影響を受けるのはUbuntu 8.04 LTS、Ubuntu 9.10 LTS、Ubuntu 10.04、Ubuntu 10.10のみです。（CVE-2010-3709）

filter_var() PHP 関数のスタック消費の脆弱性により、FILTER_VALIDATE_EMAIL モードのとき、リモートの攻撃者がサービス拒否を引き起こす可能性があることが判明しました。この問題の影響を受けるのはUbuntu 8.04 LTS、Ubuntu 9.10 LTS、Ubuntu 10.04、Ubuntu 10.10のみです。（CVE-2010-3710）

PHP 内の Libmbfl ライブラリの mb_strcut 関数により、攻撃者が、アプリケーションプロセス内の任意のメモリを読み取る可能性があることが判明しました。この問題の影響を受けるのは、Ubuntu 10.10のみです。
（CVE-2010-4156）

Maksymilian Arciemowicz氏は、NumberFormatter: : getSymbol関数の整数オーバーフローにより、攻撃者がサービス拒否を引き起こす可能性があることを発見しました。この問題の影響を受けるのは、Ubuntu 10.04 LTSとUbuntu 10.10のみです。（CVE-2010-4409）

Rick Regan 氏は、最大の非正規の倍精度浮動小数点数の PHP テキスト表現の処理時に、zend_strtod 関数が 32 ビット x86 プロセッサ上で無限ループに陥り、これにより、攻撃者が、サービス拒否を引き起こす可能性があることを発見しました。
（CVE-2010-4645）。

注意: Tenable Network Securityは、前述の説明ブロックをUbuntuセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Ubuntu 6.06 LTS / 8.04 LTS / 9.10 / 10.04 LTS / 10.10：php5の脆弱性（USN-1042-1）

medium Nessus プラグイン ID 51502

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