SuSE 10 セキュリティ更新:FUSE(ZYPP パッチ番号 7362)

medium Nessus プラグイン ID 53256

概要

リモート SuSE 10 ホストにセキュリティ関連のパッチがありません。

説明

fuse および util-linux で、以下のセキュリティ問題が修正されました:

- FUSE では、FUSE ファイルシステムのマウントポイントの親ディレクトリに対するシンボリックリンク攻撃で、ローカルの攻撃者が任意のパス名で mtab エントリを作成し、その後ファイルシステムをアンマウントできる可能性がありました。(CVE-2010-3879)

- シンボリックリンクの評価を含んでいるディレクトリのマウントはローカルの攻撃者がシステム内のどこにでもファイルシステムをマウントできるので避けてください。
(CVE-2011-0541)

- mtab ファイルに書かれているマウントポイントでのシンボリックリンク攻撃を避けます。(CVE-2011-0543)

util-linux では、この他に次の 2 つのバグが修正されました:

- RPC タイムアウトの nfs マウントの再試行を修正しました

- nfs で使用するプロトコルとは個別に rpc.mount で使用するインターネットプロトコルの個別コントロールが可能になります。

新機能が実装されました:- mount に --fake および
--no-canonicalize オプションが用意されました。これは、シンボリックリンクのセキュリティ修正に必要です。
これらはメインラインからバックポートされました。

ソリューション

ZYPP パッチ番号 7362 を適用してください。

参考資料

http://support.novell.com/security/cve/CVE-2010-3879.html

http://support.novell.com/security/cve/CVE-2011-0541.html

http://support.novell.com/security/cve/CVE-2011-0543.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 53256

ファイル名: suse_util-linux-and-fuse-201103-7362.nasl

バージョン: 1.6

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2011/4/1

更新日: 2021/1/19

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 4.5

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:suse:suse_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/cpu, Host/SuSE/release, Host/SuSE/rpm-list

パッチ公開日: 2011/2/28

参照情報

CVE: CVE-2010-3879, CVE-2011-0541, CVE-2011-0543