RealWin < 2.1.12 複数のバッファオーバーフロー

critical Nessus プラグイン ID 53543

概要

リモートのWindowsホストには、複数のバッファオーバーフロー脆弱性の影響を受けるSCADAアプリケーションがあります。

説明

インストールされているRealWinのバージョンは2.1.12より前(2.1ビルド6.1.12.12)であるため、報告によると、7つのヒープおよびスタックベースのバッファオーバーフロー脆弱性の影響を受けます。

TCPポート910および912でリッスンしているアプリケーションサービスに対し特別に細工されたパケットシーケンスを使用することにより、認証されていないリモートの攻撃者は、この問題を利用して、影響を受けるサービスをクラッシュさせたり、SYSTEMレベルの権限を用いて影響を受けるホストでコードを実行する可能性があります。

注意:ベンダーによれば、これらの脆弱性はRealWinのデモバージョンのみに影響するとのことですが、別の推測によれば、それは間違っていて、商用バージョンの暗号化オプションの使用が攻撃のリスクを緩和はするものの完全には除去できないとされています。
デモ版と商用版、両方の新規バージョンが現在利用可能であるため、プラグインにバージョン番号のみを確認させることが賢明であると考えます。

ソリューション

RealWinバージョン 2.1.12(2.1 ビルド 6.1.12.12)以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_2-adv.txt

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_3-adv.txt

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_4-adv.txt

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_5-adv.txt

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_6-adv.txt

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_7-adv.txt

http://aluigi.altervista.org/adv/realwin_8-adv.txt

http://realflex.com/news/ics-alert-11-080-04-update/

http://www.digitalbond.com/2011/04/22/friday-news-and-notes-131/

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 53543

ファイル名: scada_realwin_2_1_12.nbin

バージョン: 1.71

タイプ: local

ファミリー: SCADA

公開日: 2011/4/25

更新日: 2024/3/19

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.4

CVSS v2

リスクファクター: Critical

基本値: 10

現状値: 9.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

必要な KB アイテム: SCADA/Apps/RealFlex/RealWin/Installed

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2011/4/20

脆弱性公開日: 2011/3/21

エクスプロイト可能

CANVAS (White_Phosphorus)

Core Impact

Metasploit (DATAC RealWin SCADA Server 2 On_FC_CONNECT_FCS_a_FILE Buffer Overflow)

ExploitHub (EH-11-003)

参照情報

CVE: CVE-2011-1563, CVE-2011-1564

BID: 46937

ICS-ALERT: 11-080-04, 11-110-01