RHEL 6:python(RHSA-2011: 0554)

medium Nessus プラグイン ID 54592

概要

リモートのRed Hatホストに1つ以上のセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

3 つのセキュリティ問題といくつかのバグを修正し、さまざまな拡張機能を追加する更新済み python パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hatセキュリティレスポンスチームは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度の評価を提供するCommon Vulnerability Scoring System(CVSS)のベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに確認できます。

Python は、インタープリタ型のインタラクティブなオブジェクト指向プログラミング言語です。

Python の urllib および urllib2 ライブラリで欠陥が見つかっており、その欠陥では、自動リダイレクトが処理されるとき、さまざまなターゲット URL が区別されません。これにより、これらのモジュールを使用するPythonアプリケーションは、「file: //」URLタイプなどの、それらが理解するあらゆる新しいURLに従いました。これにより、リモートサーバーがローカルの Python アプリケーションに、リモートファイルの代わりに、ローカルファイルを読み取るように強制でき、開示することが意図されていないローカルファイルが開示される可能性があります。
(CVE-2011-1521)

競合状態が、Python の smtpd モジュールで新しい接続を処理する方法で、見つかりました。リモートユーザーがこの欠陥を利用して、smtpdモジュールを使用するPythonスクリプトを、終了する可能性があります。(CVE-2010-3493)

情報漏洩欠陥が、Python CGIHTTPServer モジュールで特定の HTTP GET リクエストが処理される方法で、見つかりました。リモートの攻撃者が、特別に細工されたリクエストを使用して、CGIスクリプトのソースコードを取得する可能性があります。(CVE-2011-1015)

またこのエラータは、Python を Upstream バージョン 2.6.6 にアップグレードし、多数のバグ修正および機能拡張を含んでいます。これらのバグ修正と機能鵜拡張についてのドキュメントは、「テクニカルノート」ドキュメントから入手できます。「参照」セクションにリンクがあります。

Python の全ユーザーは、これらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を解決し、バグを修正し、「テクニカルノート」に記載されている拡張機能を追加することが推奨されます。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2010-3493

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-1015

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-1521

http://www.nessus.org/u?056c0c27

https://www.python.org/download/releases/2.6.6/NEWS.txt

https://access.redhat.com/errata/RHSA-2011:0554

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 54592

ファイル名: redhat-RHSA-2011-0554.nasl

バージョン: 1.21

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2011/5/20

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.2

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.4

現状値: 4.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python-debuginfo, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python-devel, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python-docs, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python-libs, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python-test, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:python-tools, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:tkinter, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:6

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2011/5/19

脆弱性公開日: 2010/10/19

参照情報

CVE: CVE-2010-3493, CVE-2011-1015, CVE-2011-1521

BID: 44533, 46541, 47024

RHSA: 2011:0554