MS11-044:.NET Framework のリモートコード実行可能な脆弱性(2538814)

high Nessus プラグイン ID 55124

概要

リモートホストにインストールされているバージョンの .NET Framework により任意のコードを実行できます。

説明

リモートホストにインストールされている .NET Framework のバージョンに含まれている JIT コンパイラが、オブジェクト内の特定の値を不適切に検証しています。

攻撃者が次のシナリオで影響を受けるシステムのいずれかで、この脆弱性を利用し、影響を受けるシステム上の ASP.NET の、ログインしているユーザーまたはユーザーアカウントとして任意のコードを実行する可能性があります。

- XAML Browser Applications(XBAP)を実行できる Web ブラウザを使って、特別に細工された Web ページを表示するよう、影響を受けたホスト上のユーザーを騙す。

- 影響を受けたホスト上に、悪意のある ASP.NET アプリケーションをホストするようにアップロード。

- Windows .NET アプリケーションにおける Code Access Security(CAS)制限のバイパス。

ソリューション

Microsoft は、Windows XP、2003、Vista、2008、7、2008 R2 の .NET Framework 用パッチのセットをリリースしました。

参考資料

https://www.nessus.org/u?5e86c68f

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 55124

ファイル名: smb_nt_ms11-044.nasl

バージョン: 1.16

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2011/6/15

更新日: 2020/5/15

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 7.3

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows, cpe:/a:microsoft:.net_framework

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2011/6/14

脆弱性公開日: 2010/1/26

参照情報

CVE: CVE-2011-1271

BID: 47834

IAVA: 2011-A-0082-S

MSFT: MS11-044

MSKB: 2518863, 2518864, 2518865, 2518866, 2518867, 2518869, 2518870, 2530095