RHEL 4 / 5 / 6:firefox(RHSA-2011: 1164)

critical Nessus プラグイン ID 55879

概要

リモートのRed Hatホストに1つ以上のセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

いくつかのセキュリティの問題を修正する更新済みの firefox パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 4、5、6 で現在利用可能です。

Red Hatセキュリティレスポンスチームは、この更新によるセキュリティ上の影響が重要度最高だと評価しています。詳細な重要度の評価を提供するCommon Vulnerability Scoring System(CVSS)のベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに確認できます。

Mozilla Firefoxは、オープンソースのWebブラウザーです。XULRunner は、Mozilla Firefox 用の XUL Runtime 環境を提供しています。

不正な形式の Web コンテンツの処理に様々な欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを掲載するWebページは、Firefoxがクラッシュする原因となったり、ある特定の状況において、Firefoxを実行しているユーザーの権限で、任意のコードが実行される可能性があります。(CVE-2011-2982)

ダングリングポインター欠陥が、Firefox のスケーラブル・ベクター・グラフィックス(SVG)テキスト操作ルーチンで、見つかりました。悪意のあるSVGイメージが含まれているWebページにより、Firefoxがクラッシュしたり、Firefoxを実行しているユーザーの権限で任意のコードが実行されたりする可能性があります。(CVE-2011-0084)

ダングリングポインター欠陥が、Firefox が特定のドキュメントオブジェクトモデル(DOM)要素を処理する方法で、見つかりました。悪意のあるコンテンツを含むWebページが、Firefoxをクラッシュさせたり、Firefoxを実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。
(CVE-2011-2378)

Firefox のイベント管理コードで、欠陥が見つかりました。悪意のある JavaScript が含まれている Web サイトにより、 Firefox で Firefox を実行しているユーザーの権限で、その JavaScript が実行される可能性があります。
(CVE-2011-2981)

Firefox で無効な形式の JavaScript を処理する方法で、欠陥が見つかりました。悪意のあるJavaScriptが含まれている Web ページにより、Firefoxが既に解放されているメモリにアクセスし、Firefoxがクラッシュすることや、Firefoxを実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2011-2983)

ユーザーが悪意のある Web ページにタブをドロップすると、Firefox を実行しているユーザーの権限で、悪意のある Web ページで任意のコードが実行される場合があることが、見つかりました。(CVE-2011-2984)

これらの欠陥の技術的な詳細については、Firefox 3.6.20 向けの Mozilla セキュリティアドバイザリを参照してください。Mozilla アドバイザリへのリンクは、このエラータの「参照」セクションにあります。

すべての Firefox ユーザーは、これらの問題を修正する Firefox バ―ジョン 3.6.20 を含む、更新済みのこれらのパッケージにアップグレードする必要があります。更新をインストールした後、変更した内容を反映させるには Firefox を再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-0084

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-2378

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-2981

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-2982

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-2983

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-2984

http://www.nessus.org/u?ab0bbddd

https://access.redhat.com/errata/RHSA-2011:1164

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 55879

ファイル名: redhat-RHSA-2011-1164.nasl

バージョン: 1.24

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2011/8/17

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Agentless Assessment, Frictionless Assessment Agent, Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.9

CVSS v2

リスクファクター: Critical

基本値: 10

現状値: 8.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:firefox, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:firefox-debuginfo, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:xulrunner, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:xulrunner-debuginfo, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:xulrunner-devel, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:4, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:5, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:6, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:6.1

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2011/8/16

脆弱性公開日: 2011/8/18

参照情報

CVE: CVE-2011-0084, CVE-2011-2378, CVE-2011-2981, CVE-2011-2982, CVE-2011-2983, CVE-2011-2984

BID: 49166

RHSA: 2011:1164