Ubuntu 10.10:linuxの脆弱性(USN-1243-1)

medium Nessus プラグイン ID 56642

概要

リモートのUbuntuホストに1つまたは複数のセキュリティ関連のパッチがありません。

説明

CVE-2010-4250 のセキュリティ修正によって回帰が発生することが、発見されました。リモートの攻撃者がこれを悪用して、システムをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こす恐れがあります。(CVE-2011-1479)

Vasiliy Kulikov 氏は、taskstats によってアクセス制限が実行されないことを発見しました。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、特定の情報を読み取り、プライバシーの喪失を引き起こす恐れがあります。(CVE-2011-2494)

Vasiliy Kulikov は、/proc/PID/io によってアクセス制限が実行されないことを、発見しました。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、特定の情報を読み取り、プライバシーの喪失を引き起こす恐れがあります。(CVE-2011-2495)

EXT4 ファイルシステムに複数の off-by-one 欠陥が含まれることがわかりました。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、システムをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こす恐れがあります。(CVE-2011-2695)

Christian Ohm は、perf コマンドが構成ファイルを現在のディレクトリで探すことを、発見しました。特権ユーザーがトリックにかけられ、悪意がある構成ファイルが含まれているディレクトリで perf を実行すると、攻撃者が任意のコマンドを実行し、権限を取得する可能性があります。
(CVE-2011-2905)

Vasiliy Kulikov は、Comedi ドライバーがメモリを適切に消去しないとを、発見しました。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、カーネルスタックメモリを読み取り、プライバシーの喪失を引き起こす可能性があります。(CVE-2011-2909)

Dan Kaminsky 氏は、カーネルがシーケンス乱数発生を不適切に処理することを発見しました。攻撃者はこの欠陥を利用して、シーケンス番号を予測しパケットを注入する可能性があります。(CVE-2011-3188)

Yogesh Sharma 氏は、プレフィックスパスがない UNCs を、 CIFS が正しく処理しないことを発見しました。CIFSパーティションにアクセスできるローカルの攻撃者は、これを悪用して、システムをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2011-3363)

注意: Tenable Network Securityは、前述の説明ブロックをUbuntuセキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

https://usn.ubuntu.com/1243-1/

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 56642

ファイル名: ubuntu_USN-1243-1.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2011/10/26

更新日: 2019/9/19

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.0

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.8

現状値: 5.6

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-2.6-generic, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-2.6-generic-pae, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-2.6-server, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-2.6-versatile, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-2.6-virtual, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:10.10

必要な KB アイテム: Host/cpu, Host/Debian/dpkg-l, Host/Ubuntu, Host/Ubuntu/release

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2011/10/25

脆弱性公開日: 2011/7/28

参照情報

CVE: CVE-2010-4250, CVE-2011-1479, CVE-2011-2494, CVE-2011-2495, CVE-2011-2695, CVE-2011-2905, CVE-2011-2909, CVE-2011-3188, CVE-2011-3363

BID: 47296

USN: 1243-1