RHEL 6:nfs-utils (RHSA-2011: 1534)

high Nessus プラグイン ID 57015

概要

リモートのRed Hatホストに1つ以上のセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

2 つのセキュリティ問題と、さまざまなバグを修正し、1 つの拡張機能を追加する更新済み nfs-utils パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新によるセキュリティ上の影響は小さいと評価しています。詳細な重要度の評価を提供するCommon Vulnerability Scoring System(CVSS)のベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに確認できます。

nfs-utils パッケージは、カーネル Network File System(NFS)サーバー用デーモン、ならびに mount.nfs、umount.nfs、showmount のプログラムなど関連するツールを提供しています。

nfs-utils がマウントリクエストの IP ベースの認証を行う方法で欠陥が見つかりました。DNS ワイルドカードまたは NIS(Network Information Service)ネットグループを使用してディレクトリがシステムのグループにエクスポートされる構成で、攻撃者が、特定のホストまたはサブネットにエクスポートされた他のディレクトリにアクセスし、本来守られるべきアクセス制限をバイパスする可能性があります。(CVE-2011-2500)

mtab(mounted file systems table)ファイルを更新する際に、mount.nfs ツールが、特定のエラーを適切に処理していないことが見つかりました。ローカルの攻撃者が、この欠陥を利用することにより、mtab ファイルを破損する可能性があります。
(CVE-2011-1749)

また、この更新により、いくつかのバグが修正され、1 つの拡張機能が追加されています。
これらのバグ修正と拡張機能についての文書は、「参照」セクションにリンクされている「テクニカルノート」ドキュメントから近日中に入手できるようになります。

nfs-utils のユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決し、拡張機能を追加することが推奨されます。この更新のインストール後に、 nfs サービスは自動的に再起動されます。

ソリューション

影響を受ける nfs-utils および/または nfs-utils-debuginfo のパッケージを更新してください。

参考資料

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-1749

https://access.redhat.com/security/cve/cve-2011-2500

http://www.nessus.org/u?056c0c27

https://access.redhat.com/errata/RHSA-2011:1534

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 57015

ファイル名: redhat-RHSA-2011-1534.nasl

バージョン: 1.20

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2011/12/6

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 5.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:nfs-utils, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:nfs-utils-debuginfo, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:6

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2011/12/6

脆弱性公開日: 2014/2/15

参照情報

CVE: CVE-2011-1749, CVE-2011-2500

BID: 47532, 48465

RHSA: 2011:1534