OpenSSL 1.0.0 < 1.0.0f の複数の脆弱性

high Nessus プラグイン ID 57460

概要

リモートサービスは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートホストにインストールされている OpenSSL のバージョンは、1.0.0f より前です。したがって、1.0.0f のアドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けます。

- 1.0.0f より前の OpenSSL にある GOST ENGINE が、GOST ブロック暗号の無効なパラメーターを適切に処理しません。これにより、リモートの攻撃者が、TLS クライアントから細工されたデータを介してサービス拒否 (デーモンクラッシュ) を引き起こす化膿性があります。(CVE-2012-0027)

- 0.9.8s より前の OpenSSL と 1.0.0f より前の 1.x の Server Gated Cryptography (SGC) 実装が、ハンドシェイク再起動を適切に処理しません。これにより、リモートの攻撃者が、詳細不明なベクトルを介してサービス拒否 (CPU 消費) を引き起こす可能性があります。(CVE-2011-4619)

- RFC 3779 サポートが有効な場合、0.9.8s より前の OpenSSL と 1.0.0f より前の 1.x により、リモートの攻撃者が、(1) IP アドレスブロックまたは (2) 自立システム (AS) 識別子に関連付けられた証明書拡張データを含む X.509 証明書を介して、サービス拒否 (アサーションエラー) を引き起こす可能性があります。(CVE-2011-4577)

- 0.9.8s より前の OpenSSL および 1.0.0f より前の 1.x における SSL 3.0 の実装では、ブロック暗号パディングのデータ構造を適切に初期化していないため、リモート攻撃者は、SSL ピアにより送信されたパディングデータを復号化して、機密情報を入手できる場合があります。(CVE-2011-4576)

0.9.8s より前の OpenSSL および 1.0.0f より前の 1.x の DTLS の実装では、特定のパディングが有効な場合にのみ、MAC チェックを実行しています。このため、リモートの攻撃者が、パディングオラクル攻撃により平文を回復することがより簡単になります。(CVE-2011-4108)

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

ソリューション

OpenSSL バージョン 1.0.0f 以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://www.openssl.org/news/secadv/20120104.txt

https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2011-4108

https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2011-4576

https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2011-4577

https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2011-4619

https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2012-0027

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 57460

ファイル名: openssl_1_0_0f.nasl

バージョン: 1.15

タイプ: combined

エージェント: windows, macosx, unix

ファミリー: Web Servers

公開日: 2012/1/9

更新日: 2024/6/7

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

現状値: 3.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N

CVSS スコアのソース: CVE-2011-4576

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 6.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2012-0027

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:openssl:openssl

必要な KB アイテム: installed_sw/OpenSSL

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2012/1/4

脆弱性公開日: 2012/1/4

参照情報

CVE: CVE-2011-4108, CVE-2011-4576, CVE-2011-4577, CVE-2011-4619, CVE-2012-0027

BID: 51281