RHEL 6 : openssl (RHSA-2012:0059)

high Nessus プラグイン ID 57677

概要

リモートの Red Hat ホストに 1 つ以上の openssl 用のセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

リモート Redhat Enterprise Linux 6 ホストに、RHSA-2012:0059 アドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

OpenSSL は、Secure Sockets Layer (SSL v2/v3) および Transport Layer Security (TLS v1) プロトコル、ならびに全強度の汎用暗号化ライブラリを実装するツールキットです。

OpenSSL の Datagram Transport Layer Security(DTLS)プロトコルの実装が、特定の操作を実行するときに、時間に関する情報を漏洩することが発見されました。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、DTLSサーバーをパディングオラクルとして使用することで、暗号化されたパケットからプレーンテキストを取得する可能性があります。 (CVE-2011-4108)

OpenSSL の SSL 3.0 プロトコル実装で情報漏洩の欠陥が見つかりました。SSL レコードパディングバイトが不適切に初期化されているため、SSL のクライアントまたはサーバーが一定量の機密データの可能性があるデータを暗号化された接続により SSL ピアに送信する可能性があります。
(CVE-2011-4576)

OpenSSL の RFC 3779 の実装にサービス拒否の欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、無効な形式のRFC 3779拡張データが含まれる特別に細工されたX.509証明書を提供することで、OpenSSLを使用しているアプリケーションを予期せず終了させる可能性があります。 (CVE-2011-4577)

OpenSSL が TLS/SSL ハンドシェイク再起動の数を制限しなかったことが発見されました。これは Server Gated Cryptography のサポートに必要です。リモートの攻撃者が、この欠陥を利用し、ハンドシェイクを継続的に再起動することにより、 OpenSSL を使用する TLS/SSL サーバーに過剰な量の CPU を消化させることが可能です。
(CVE-2011-4619)

OpenSSL の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。更新を有効にするには、OpenSSLライブラリにリンクされているすべてのサービスを再起動するか、システムを再起動する必要があります。

Tenable は、前述の記述ブロックを Red Hat Enterprise Linux セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

ソリューション

RHEL openssl パッケージを、RHSA-2012:0059 のガイダンスに基づいて更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?79a53a72

https://access.redhat.com/errata/RHSA-2012:0059

https://access.redhat.com/security/updates/classification/#moderate

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=771770

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=771775

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=771778

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=771780

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 57677

ファイル名: redhat-RHSA-2012-0059.nasl

バージョン: 1.24

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2012/1/25

更新日: 2025/4/15

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Continuous Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

Vendor

Vendor Severity: Moderate

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

現状値: 3.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N

CVSS スコアのソース: CVE-2011-4576

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 6.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2011-4619

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:openssl-devel, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:openssl-static, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:openssl, cpe:/o:redhat:enterprise_linux:6, p-cpe:/a:redhat:enterprise_linux:openssl-perl

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2012/1/24

脆弱性公開日: 2012/1/6

参照情報

CVE: CVE-2011-4108, CVE-2011-4576, CVE-2011-4577, CVE-2011-4619

BID: 51281

RHSA: 2012:0059