nginx < 1.0.10 のngx_resolver_copy関数DNS応答解析バッファオーバーフロー

medium Nessus プラグイン ID 58413

概要

リモートホストにあるWebサーバーは、バッファオーバーフローの脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのWebサーバーは、軽量で高パフォーマンスのWebサーバー/リバースプロキシおよび電子メール(IMAP/POP3)プロキシであるnginxを実行します。

Server応答ヘッダーによると、インストールされているnginxのバージョンは、1.0.10 より前であるため、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性の影響を受けます。

DNS応答解析に関連する問題が、ファイル「ngx_resolver.c」内の関数「ngx_resolver_copy」に存在し、それにより、リモートの攻撃者はサービス拒否、あるいは任意のコードを実行する可能性があります。

注意:悪用を成功させるには、このアプリケーションのカスタムDNSリゾルバーが有効化されていて、且つカスタムリゾルバーがデフォルトでは有効化されていないことが必要です。

ソリューション

バージョン 1.0.10 以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://nginx.org/en/CHANGES-1.0

https://www.openwall.com/lists/oss-security/2011/11/17/8

https://trac.nginx.org/nginx/changeset/4268/nginx

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 58413

ファイル名: nginx_1_0_10.nasl

バージョン: 1.15

タイプ: combined

エージェント: unix

ファミリー: Web Servers

公開日: 2012/3/21

更新日: 2022/4/11

設定: 徹底したチェックを有効にする

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.8

現状値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2011-4315

CVSS v3

リスクファクター: Medium

基本値: 5.6

現状値: 4.9

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:nginx:nginx

必要な KB アイテム: installed_sw/nginx

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2011/11/15

脆弱性公開日: 2011/11/15

参照情報

CVE: CVE-2011-4315

BID: 50710