MS12-020: リモートデスクトップのリモートコードが実行可能な脆弱性(2671387)(資格情報なしのチェック)

high Nessus プラグイン ID 58435

概要

リモート Windows ホストにより、任意のコードを実行をできることがあります。

説明

リモート Windows ホストのリモートデスクトッププロトコル(RDP)実装に、任意のリモートコード実行の脆弱性があります。この脆弱性の原因は、不適切に初期化されたか削除されたメモリ内のオブジェクトに、RDP がアクセスする方法のためです。

影響を受けるシステムで RDP が有効になっている場合、認証されていないリモートの攻撃者が、この脆弱性を利用して、特別に細工された RDP パケットをシステムに連続して送信することにより、システムに任意のコードを実行させる可能性があります。

このプラグインは、Microsoft ターミナルサーバーでのサービス拒否脆弱性も確認します。

リモートホストで「ネットワークレベルの認証でリモートデスクトップを実行しているコンピューターからの接続のみを許可する」設定が有効になっているか、セキュリティレイヤーが「SSL(TLS 1.0)」に設定されている場合、このスクリプトは脆弱性を検出しないことに、注意してください。

ソリューション

Microsoft は、Windows XP、2003、Vista、2008、7、2008 R2 用パッチのセットをリリースしました。

この脆弱性について Windows 2000 用のパッチを取得するには、Microsoft の延長サポート契約が必要なことに、注意してください。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2012/ms12-020

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 58435

ファイル名: ms12-020_remote.nbin

バージョン: 1.90

タイプ: remote

エージェント: windows

ファミリー: Windows

公開日: 2012/3/22

更新日: 2024/3/19

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 7.3

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows, cpe:/a:microsoft:remote_desktop_protocol

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/3/13

脆弱性公開日: 2012/3/13

エクスプロイト可能

CANVAS (White_Phosphorus)

Core Impact

Metasploit (MS12-020 Microsoft Remote Desktop Checker)

参照情報

CVE: CVE-2012-0002, CVE-2012-0152

BID: 52353, 52354

IAVA: 2012-A-0039

MSFT: MS12-020

MSKB: 2621440, 2667402