1 つのセキュリティ問題を修正する更新版の openoffice.org パッケージが Red Hat Enterprise Linux 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティ上の影響があると評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

OpenOffice.org は、ワードプロセッサ、スプレッドシートアプリケーション、プレゼンテーションマネージャ、数式エディター、および描画プログラムなどのデスクトップアプリケーションが揃ったオフィス生産性パッケージです。
OpenOffice.org には、 Resource Description Framework（RDF）ファイルのパーサーを提供する Raptor のコピーが埋め込まれています。

XML External Entity 拡張の欠陥が、Raptor のRDF ファイルの処理方法に見つかりました。OpenOffice.org が特別に細工されたファイル（OpenDocument Format、 OpenDocument Presentation ファイル等）を開けようとすると、リモートの攻撃者は、 OpenOffice.org を起動しているユーザーがアクセスした任意のローカルファイルのコピーを取得できる可能性があります。Raptor が外部エンティティを処理する方法に含まれるバグが OpenOffice.org のクラッシュを引き起こしたり、 OpenOffice.org を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。
（CVE-2012-0037）

Red Hat は、VSR の Timothy D. Morgan がこの問題を報告してくれたことに感謝の意を表します。

すべての OpenOffice.org のユーザーは、この更新済みパッケージにアップグレードすることをお勧めします。この問題を修正するバックポートされたパッチが含まれています。この更新を有効にするには、 OpenOffice.org アプリケーションの実行中のインスタンスすべてを再起動する必要があります。

検出

CentOS 5：openoffice.org（CESA-2012:0411）

medium Nessus プラグイン ID 58458

変更ログが見つかりません