OpenSSL 1.0.1 < 1.0.1a ASN.1 asn1_d2i_read_bio のメモリ破損

high Nessus プラグイン ID 58801

概要

リモートホストは、メモリ破損脆弱性の影響を受けることがあります。

説明

バナーによると、リモート Web サーバーで 1.0.1a より前のバージョンの OpenSSL 1.0.1 が実行されています。それ自体、報告されているところによると、OpenSSL ライブラリ自体が、ASN.1 DER フォーマットデータを読み取るときの関数「asn1_d2i_read_bio」での整数切り捨てエラーによって、メモリ破損脆弱性の影響を受けます。

「BIO」または「FILE」ベースの関数 (つまり、「d2i_*_bio」または「d2i_*_fp」関数)を使用するアプリケーションは、この問題の影響を受けます。「SMIME_read_PKCS7」または「SMIME_read_CMS」パーサーを使用する「S/MIME」または「CMS」アプリケーションも影響を受けます。信頼されていない DER 形式のデータの処理に使用される場合、OpenSSL コマンドラインユーティリティは影響を受けます。

OpenSSL の SSL/TLS コードは影響を受けないことに、注意してください。メモリベースの ASN.1 関数 (「d2i_X509」、「d2i_PKCS12」など)を使用するアプリケーション、および PEM 関数のみを使用するアプリケーションも、影響を受けません。

ソリューション

OpenSSL 1.0.1a 以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://www.openssl.org/news/secadv/20120419.txt

https://www.openssl.org/news/changelog.html

http://seclists.org/fulldisclosure/2012/Apr/210

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 58801

ファイル名: openssl_1_0_1a.nasl

バージョン: 1.15

タイプ: combined

エージェント: windows, macosx, unix

ファミリー: Web Servers

公開日: 2012/4/19

更新日: 2023/8/21

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 5.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2012-2110

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:openssl:openssl

必要な KB アイテム: installed_sw/OpenSSL

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/4/19

脆弱性公開日: 2012/4/19

参照情報

CVE: CVE-2012-2110

BID: 53158