Ubuntu 10.04 LTS/11.04/11.10:ubufox の更新(USN-1430-2)

critical Nessus プラグイン ID 58923

概要

リモート Ubuntu ホストにセキュリティ関連パッチがありません。

説明

USN-1430-1 は、Firefox の脆弱性を修正しました。この更新により最新の Firefox と共に使用するubufox の更新版を提供します。

Bob Clary、Christian Holler、Brian Hackett、Bobby Holley、Gary Kwong、 Hilary Hall、Honza Bambas、Jesse Ruderman、Julian Seward、および Olli Pettay は、Firefox に影響を及ぼしているメモリの安全性の問題を発見しました。ユーザーが騙されて、特別に細工されたページを開いた場合、攻撃者がこれを悪用して、アプリケーションのクラッシュを通じて、サービス拒否を引き起こすことや、 Firefox を起動しているユーザーの権限でコードを実行する可能性があります。(CVE-2012-0467、CVE-2012-0468)

Aki Helin 氏は、XPConnect に use-after-free の脆弱性を発見しました。攻撃者は、これを悪用して、Firefox を起動しているユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2012-0469)

Atte Kettunen 氏は、無効な解放が gfxImageSurface のヒープ破損を引き起こしていることを発見しました。ユーザーをだまして、悪意のあるスケーラブル・ベクター・グラフィックス(SVG)の画像ファイルを開かせると、攻撃者は、これを悪用して、アプリケーションのクラッシュを通じて、サービス拒否を引き起こすことや、Firefox を起動しているユーザーの権限でコードを実行する可能性があります。
(CVE-2012-0470)

Anne van Kesteren 氏は、マルチバイトコンテンツの処理エラーを通じて、潜在的なクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を発見しました。クロスサイトスクリプティングの脆弱性で、ユーザーが騙されて、特別に細工されたページを表示すると、リモートの攻撃者がこれを悪用してコンテンツを改竄したり、同一ドメイン内で機密データを盗み出したりするおそれがあります。(CVE-2012-0471)

Matias Juntunen 氏は、Firefox の WebGL の実装で、違法なビデオメモリの読み取りが可能な場合がある脆弱性を発見しました。攻撃者は、これを悪用して、アプリケーションのクラッシュを通じて、サービス拒否を引き起こす可能性があります。
(CVE-2012-0473)

Jordi Chancel 氏、Eddy Bordi 氏、および Chris McGowen 氏は、Firefox が、ユーザーが閲覧している Web サイトとは別のサイトを表示するためのアドレスバーを許可していることを発見しました。これにより、ユーザーをクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃に対して脆弱にしてしまう可能性があります。クロスサイトスクリプティングの脆弱性で、ユーザーが騙されて、特別に細工されたページを表示すると、リモートの攻撃者がこれを悪用してコンテンツを改竄したり、同一ドメイン内で機密データを盗み出したりするおそれがあります。(CVE-2012-0474)

Simone Fabiano 氏は、IPv6 の Web サイトに接続している場合、Firefox は元の正しいヘッダーを必ずしも送信しているとは限らないことを発見しました。
攻撃者は、これを悪用して、意図されたアクセス制御を回避する可能性があります。(CVE-2012-0475)

Masato Kinugawa 氏は、ISO-2022-KR と ISO-2022-CN の文字セットをデコードする過程で、クロスサイトスクリプティング(XSS)を忍び込ませることができることを発見しました。クロスサイトスクリプティングの脆弱性で、ユーザーが騙されて、特別に細工されたページを表示すると、リモートの攻撃者がこれを悪用してコンテンツを改竄したり、同一ドメイン内で機密データを盗み出したりするおそれがあります。(CVE-2012-0477)

WebGL を使用してレンダリングされるある特定の画像が、Firefox をクラッシュさせる可能性があることが判明しました。ユーザーを騙して特別に細工されたページを開かせると、攻撃者は、これを悪用して、アプリケーションをクラッシュをさせ、サービス拒否を引き起こすことや、Firefox を呼び出すユーザーの権限でコードを実行する可能性があります。(CVE-2012-0478)

Mateusz Jurczyk 氏は、OpenType Sanitizer に off-by-one エラーがあることを発見しました。ユーザーを騙して特別に細工されたページを開かせると、攻撃者は、これを悪用して、アプリケーションをクラッシュをさせ、サービス拒否を引き起こすことや、Firefox を呼び出すユーザーの権限でコードを実行する可能性があります。(CVE-2011-3062)

Daniel Divricean 氏は、JavaScript エラーのエラー処理に不具合があることを発見しました。これにより、JavaScript ファイルのファイル名やサーバーでの位置が漏洩されることがあります。そのため、気付かないうちに情報が漏洩されることや、さらなる攻撃を誘発する可能性があります。(CVE-2011-1187)

Jeroen van der Gun は、Firefox が RSS フィードと Atom フィードを処理する方法で、脆弱性を発見しました。HTTPS 経由でロードされた無効な RSS または ATOM のコンテンツにより、メインウィンドウに以前にロードしたコンテンツを引き続き表示しながら、ロケーションバーはこのコンテンツのアドレスで更新されていました。攻撃者は、この脆弱性を悪用して、フィッシング攻撃を実行する可能性があります。(CVE-2012-0479)。

ソリューション

影響を受ける xul-ext-ubufox パッケージを更新してください。

参考資料

https://usn.ubuntu.com/1430-2/

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 58923

ファイル名: ubuntu_USN-1430-2.nasl

バージョン: 1.13

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2012/4/30

更新日: 2019/9/19

サポートされているセンサー: Agentless Assessment, Frictionless Assessment Agent, Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.8

CVSS v2

リスクファクター: Critical

Base Score: 10

Temporal Score: 8.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:xul-ext-ubufox, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:10.04:-:lts, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:11.04, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:11.10

必要な KB アイテム: Host/cpu, Host/Ubuntu, Host/Ubuntu/release, Host/Debian/dpkg-l

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/4/27

脆弱性公開日: 2011/3/10

参照情報

CVE: CVE-2011-1187, CVE-2011-3062, CVE-2012-0467, CVE-2012-0468, CVE-2012-0469, CVE-2012-0470, CVE-2012-0471, CVE-2012-0473, CVE-2012-0474, CVE-2012-0475, CVE-2012-0477, CVE-2012-0478, CVE-2012-0479

USN: 1430-2