Scientific Linux セキュリティ更新:SL5.x の openssh

medium Nessus プラグイン ID 60296

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

問題の説明:

ssh サーバーがアカウント名を監査サブシステムに書き込む方法に欠陥が見つかりました。攻撃者が、監査メッセージの一部が含まれる文字列を注入し、これにより監査ログ解析ツールが錯乱または混乱する可能性があります。(CVE-2007-3102)

OpenSSH サーバーが GSSAPI 認証リクエストを処理する方法で、欠陥が見つかりました。OpenSSH サーバーで GSSAPI 認証が有効になっているときに、リモートの攻撃者は、ユーザー名が有効かどうかを確認できることがあります。(CVE-2006-5052)

SELinux MLS(Multi-Level Security)サポートにおける次のバグがこの更新により修正されています:

- ssh を使用してログインする際、SELinux のロールとレベルを選択することができないことがありました。

- ユーザーが非デフォルトの SELinux ロールあるいはレベルを取得した場合、ロール変更が監査サブシステムに記録されていませんでした。

- いくつかの場合においては、ラベル付されたネットワークにて、sshd が本来許されていないレベル範囲からのログインを許容することがありました。

更新済みのパッケージはさらに、クライアント認証用の PKCS#11 トークンに保存されている秘密鍵の使用に対する実験的なサポートを含みます。サポートは NSS(Network Security Services)ライブラリから提供されます。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?1f5551c6

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 60296

ファイル名: sl_20071109_openssh_on_SL5.nasl

バージョン: 1.5

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2012/8/1

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 2.7

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N

脆弱性情報

CPE: x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/cpu, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

参照情報

CVE: CVE-2006-5052, CVE-2007-3102