Scientific Linux セキュリティ更新:SL4.x、SL5.x i386/x86_64 の exim

medium Nessus プラグイン ID 60936

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Exim では、権限昇格の欠陥が見つかっています。攻撃者が「exim」ユーザーに対するアクセスを取得できると、root ユーザーとして Exim に任意のコードを実行させることができます。(CVE-2010-4345)

この更新では、新しい構成ファイル「/etc/exim/trusted-configs」が追加されます。更新後は、信頼できるとリストに示されていない構成ファイルで Exim を実行すると、権限がドロップされ、 root として任意のコマンドを Exim で実行されないようになりました。これにより、特定の Exim 構成との後方互換性が失われせます。これは、信頼できる構成ファイルがデフォルトでは「/etc/exim/exim.conf」および「/etc/exim/exim4.conf」のみを信頼するためです。新しい信頼できる構成ファイルにリストされていない構成ファイルを使用している場合は、手動で追加する必要があります。

さらに、Exim ではユーザーに -D コマンドラインオプションで root として実行させ、マクロ定義が上書きされることはなくなりました。今後は root 権限を必要とするすべてのマクロ定義を、信頼できる構成ファイルに配置する必要があります。

この更新のインストール後、Exim デーモンが自動的に再起動します。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?5df76c47

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 60936

ファイル名: sl_20110117_exim_on_SL4_x.nasl

バージョン: 1.7

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2012/8/1

更新日: 2022/3/28

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/cpu, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2011/1/17

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/4/15

エクスプロイト可能

Metasploit (Exim4 string_format Function Heap Buffer Overflow)

参照情報

CVE: CVE-2010-4345