Scientific Linux セキュリティ更新:SL6.x i386/x86_64 の policycoreutils

medium Nessus プラグイン ID 61009

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

policycoreutils パッケージには、Security-Enhanced Linux(SELinux)システムおよびそのポリシーの基本操作で必要となるコアユーティリティが含まれています。

eunshare ユーティリティで、/tmp/ としてマウントされている一時ディレクトリの代替として使用されるディレクトリに、適切なファイル権限が強制されないことが発見されています。ローカルのユーザーが、この欠陥を利用してファイルを上書きしたり、 seunshare を通じてアプリケーションを実行することで、適切な /tmp/ の権限に依存する setuid や setgid のアプリケーションの権限で任意のコードを実行する可能性があります。
(CVE-2011-1011)

この更新では、以下の変更も導入しています:

- seunshare ユーティリティが、メインの policycoreutils サブパッケージから policycoreutils-sandbox サブパッケージへ移動されています。このユーティリティを必要とするのはサンドボックス機能だけであり、デフォルトでインストールする必要はありません。

- seunshare 修正で必要とされる SELinux ポリシー変更を追加するように、selinux-policy パッケージが更新されました。

すべての policycoreutils ユーザーは、この問題を解決するこれらの更新済みパッケージにアップグレードする必要があります。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?1cd154fe

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 61009

ファイル名: sl_20110404_policycoreutils_on_SL6_x.nasl

バージョン: 1.5

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2012/8/1

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

パッチ公開日: 2011/4/4

参照情報

CVE: CVE-2011-1011